2009年9月2日(水)~3日(木)、日本では初となるインタラクティブ・マーケティングイベント「ad:tech(アドテック)TOKYO 2009」(dmg world media主催)が開催予定だ。「ad:tech」は、広告代理店、広告主、メディア、ソリューション事業者に向けて、最先端のデジタルマーケティングの動向や手法を披露し、またお互いにディスカッションを行いながら学びあうことを目的とする国際カンファレンスである。これまで欧米、アジアの7カ国11都市で開催されている。
2月4日には、「ad:tech New York報告及び2009年デジタルマーケティング展望」と題した特別セミナーが行われた。同セミナーでは、広告・メディアビジネス・コンサルタントの織田浩一氏が招かれ、2008年11月に米国で開催された「ad:tech New York」のレポートや、2009年の日本ネット広告についての展望が語られた。業界関係者から高い注目を集める米国ネットマーケティングの現状について、織田氏が行った講演の紹介をもとに説明しよう。
「ad:tech Tokyo」の開催に先駆けての今回のセミナーは、最先端の広告やテクノロジーに関心を寄せる関係者たちの集まる「第2回 次世代広告夜会(次世代広告研究会主催)」のメンバーを中心に参加者を募り、勉強会として開催されたものだ |
デジタル・メディア・ストラテジーズ代表 織田浩一氏
米シアトル、デジタル・メディア・ストラテジーズ代表。広告・マーケティング関連のブログ「Ad Innovator (アドイノベーター):広告の近未来」を運営するアルファ・ブロガーとしても知られている。「次世代広告テクノロジー(共著、ソフトバンク クリエイティブ、2007年)」や「テレビCM崩壊 ~マス広告の終焉と動き始めたマーケティング2.0(監修・翻訳、翔泳社、2006年)」などのビジネス書でも有名。