デジタルオシロの新製品

ET2008では様々なソリューションを展示していた横河電機だが、新製品のデジタルオシロスコープに注目してみた。

新製品の「DLM2000」シリーズはダルマ型のデジタルオシロスコープだが、目に止まったのはユーザーインタフェースの部分だ。

今回押し込みスイッチ付きの四方向レバーを搭載している。今までオシロスコープのユーザーインタフェースというとボタンとダイヤルがほとんどだったが、この四方向レバーでは2次元の動きができるので、項目数の多いメニューも簡単に操作することができる。

最近のオシロスコープは多機能な分設定項目も多く操作が大変なので、こういったユーザーインタフェース面の改良はうれしいところだ。

もちろんデジタルオシロスコープとしての性能は十分な物を持っており、価格もかなり安く抑えられているのでデジタルオシロスコープに興味のある方は検討してみてはいかがだろうか

DLM2000シリーズ(4ch品では4ch目を8ビットのロジック入力として使うこともできる)

操作部分の拡大(RUN/STOPボタンの下にあるのが4方向レバーだ)

制御ソフトのデモでロボットを展示

制御ソフトウェアのデモンストレーションとしてちょうど良い題材なので、ET2008の会場では何台もの倒立振子ロボットを見ることができた。

しかし、この楽墨堂の物は他とはちょっと違う。何が違うかといえばその大きさだ。写真を見てもらえばわかる通り、普通に見かけるラウンドテーブルと同じ大きさのロボットとなっており、デモンストレーションの迫力も他のロボットとは桁違いだ。当日会場で見られなかった方はメーカーサイトの動画を見てもらえるといいだろう。

楽墨堂ではロボットの各部分をパーツとして販売しているそうなので、興味のある方はサイトをチェックしてみるのも良いだろう。

動作中の倒立振子テーブル(ZigBeeを利用したリモコンで制御することによりラジコン的に使うこともできる。モーターやバッテリはラジコン用を使っているそうだ)

ロボット用のパーツのばら売りもしている。制御部分を自作できるならモーター部分だけを買う、ということも可能だということだ(各モジュール間のインタフェースはCANを採用しているとのこと)

パーツを利用して作ったロボット(2輪のみで安定するようになっているが、あまりにも安定しているので2輪のみであるということがわかってもらえない時もあるとか)