目標と実績の相違を毎月話し合う

仲田パートナーズ会計を特徴づける大きなソリューションの1つが「経営計画」だ。これは、自計化により精緻に作られた帳簿を基に、実現可能な経営目標値を設定し、それを達成できるようコンサルティングしていくというものである。

仲田パートナーズ会計 業務主任 竹崎英祐氏

目標値は詳細に決められ、現実の数値と照らし合わせながら、相違の原因と対策が毎月話し合われる。例えば、「あと3%伸びれば黒字になるので、1日2,000円、売上を伸ばしたい。そのために、営業時間をあと30分引き延ばそう」(仲田パートナーズ会計 業務主任 竹崎英祐氏)といった具合だ。

竹崎氏は、「ときには、差し出がましいことを承知のうえで、"突っ込んだ"アドバイスを送ることもある」と話す。

「業務の詳細を知らないくせに生意気な奴だと思われるケースもあるが、『今度来た時には予算以上の数値を出して驚かせてやろう』と発奮してもらえることも多い。士気を高めるうえでも役立っている」(竹崎氏)

また、仲田所長は経営計画の副次的な効果を次のように語る。

「目標と現実が具体的な数字で見えてくれば、経営を安心して進められる。業績が悪化すると不安に駆られ、『会社を潰したほうが良いのでは』と考える経営者が少なくないため、顧問先には安心を与えるサービスとしても喜ばれている」(仲田所長)

相違が大きくなれば計画は作り直される。平均して年4回くらい計画を見直し、新たな目標を設定しているという。