サン・マイクロシステムズ MySQLビジネス統括本部 岩崎洋二氏 |
続いてサン・マイクロシステムズ MySQLビジネス統括本部の岩崎洋二氏が登壇し、ビジネスにおけるMySQLの価値と今後の展望について説明した。
同氏は、ビジネスにおけるMySQLの魅力として次の4つの要素を挙げている。
- 低いTCO
- 高性能
- 高信頼性
- 管理容易性
十分な性能と信頼性を満たすことは、業務用として利用するDBMSではきわめてあたりまえのことだ。その上でデータベース管理者の負担を軽減できる管理の容易さが、大きな付加価値となる。そして何よりも大きな魅力は、エンタープライズの用途に耐えられるレベルの製品を非常に低価格で利用できるという点だ。これはオープンソースソフトウェアであるMySQLならではの特徴と言える。
上記の加え、MySQLが持つ機能的な特徴としてストレージエンジンが選べるという点が挙げられると岩崎氏は指摘する。これによって、使用するアプリケーションに合わせて最も適したエンジンを選択することができ、パフォーマンスの向上につなげられる。このストレージエンジンの仲間にIBMのDB2/400が加わることは前述した通りである。
岩崎氏は、IBMが昨年から継続して行ってきたMySQLに対する投資の成果と、今後予定されているストレージエンジンとしてのDB2/400の統合によって、IBM System iおよびMySQLに対する需要はますます急増するだとうと語っている。Sunとしても今年3月にMySQL Enterpriseの販売やシステム構築で実績を持つイグアスと正式にMECAゴールドパートナー契約を結んでおり、国内での需要拡大に対応していくとのことだ。