Windowsファイアウォールの拡張機能
Windows VistaおよびWindows Server 2008のWindowsファイアウォールの大きな特徴は、アウトバウンド側のトラフィックも監視するようになったことだ。従来のWindowsファイアウォールでは、ネットワークから受信したデータ(インバウンド)の危険性のモニタのみを行っており、スパイウェアや意図しないプログラムなどによるコンピュータからの送信データについてのモニタは行われていなかったが、ようやくサポートされるようになる。
また、Windows Server 2008からはWindowsファイアウォールがデフォルトで有効になる。役割や機能が追加されると、自動的に必要な規則が有効になる。
BitLocker
BitLockerは、コンピュータが盗まれ、オフラインでデータが読み取られる様なケースを防ぐための暗号化技術だ。Windows Server 2008では従来のEFS(Encrypting File System)と異なり、システム領域やハイバネーションも暗号化できる。
起動デバイスとして、USBやTPMに復元情報を持つことも可能。サーバ盗難による情報漏洩を防止することができる。