高機能な付箋紙ツール「Tomboy」

これまでのGNOMEではデスクトップに貼り付けられる付箋紙ツールとして「Sticky Notes」というアプレットが付属していたが、2.18ではこれに代わって「Tomboy」というアプレットが収録された。Tomboyは起動すると図2のように通知スペース(システムトレイ)に格納され、作成したノートが一覧として表示される。ノートはフォントの指定や箇条書き、検索などといった機能を備える(図3)。Tomboyは作成したノートの検索機能も持っている(図4)。

図2 Tomboy - 通知スペースに格納される付箋紙ツール

図3 Tomboy - ちょっとしたエディタ機能

図4 Tomboy - この画面からノートの検索が行える

ディスク使用状況解析ツール

GNOME 2.18ではディスク使用状況解析ツールである「GNOME Disk Usage Analyzer(Baobab)」の機能も拡張され、図5のように円グラフ状にディスクの使用状況を表示できるようになった。個々のフォルダの解析や、リモートフォルダの解析にも対応している。ただし、このバージョンからはファイルの検索機能が取り除かれている。

図5 Disk Usage Analyzer - ディスクの使用状況がひと目で把握できる