以上でTwitterクライアントの紹介は終わりである。

しかし、なぜApolloとTwitterの組み合わせで、すでにいくつものアプリケーションが開発されているのであろうか? その答えは非常に単純で、「相性が良いから」だ。

Twitterのサイトからヘルプを参照するとTwitterのAPIを見ることができるが、そこからActionScript(Flashプレイヤー上で動作するプログラム言語。Flash、Flex、Apolloで使用できる)用のライブラリをダウンロードすることができるのだ。

そのライブラリは単純に、Twitterが持つRESTfulなAPIをHTTPのGETリクエストを用いて呼び出すだけのものであるが、TwitterのAPIをいかにして使用するかの良い例となっている。

このようにわざわざActionScript用のライブラリを使用可能にしているあたり、まるで「Flash系の技術を使って、TwitterのAPIを利用したアプリケーションをどんどん作ってください」と開発者にお願いされているようなものだ。恐らくその意図は当たっており、これからTwitter本家のサイトを上回る操作性を持つクライアントが開発されるのは間違いない。

さらに興奮させられるのが、Apolloを用いればTwitterと他のWebサービスを組み合わせたマッシュアップが、クライアントのローカルマシン上でストレスなく動作し、しかも素晴らしい生産性を持って開発できるということである。アプリケーションのサービスを外部に公開することで利用者のすそ野を広げ、開発者の創作意欲を刺激してサービスが無限の広がりを持つという好循環がここでも実現している。

これからも、Apollo、そしてTwitterから目が離せない。