マウスコンピューターから、クリエイター向けノートPCの新製品「DAIV 6P」が発売された。CPUに第12世代Intel Coreプロセッサーを採用しており、デザインや写真編集などのクリエイティブ作業を軽快に行えるのが特徴。今回そのメモリ・ストレージを増量した「プレミアムモデル」を試すことができたので、外観や使い勝手、パフォーマンスなどを紹介していこう。
マグネシウム合金を採用した薄型軽量ボディ
マウスコンピューターの「DAIV 6」シリーズは、搭載するCPUやグラフィックスの違いによって「6H」「6N」「6P-RT」「6P」の4モデルが用意されており、用途に合わせて最適な一台を選ぶことができる。主なスペックは次の通り。
DAIV 6シリーズのスペックとおすすめ用途
モデル名 | DAIV 6H | DAIV 6N | DAIV 6P-RT | DAIV 6P |
---|---|---|---|---|
CPU | Core i9-12900H | Core i7-12700H | Core i7-12700H | Core i7-12700H |
GPU | GeForce RTX 3070 Ti Laptop GPU | GeForce RTX 3060 Laptop GPU | GeForce RTX 3050 Ti Laptop GPU | Intel Iris Xe グラフィックス |
重量 | 約1.65kg | 約1.64kg | 約1.55kg | 約1.49kg |
用途 | 4K動画編集や3DCADなど高負荷の作業 | RAW現像や動画編集など画像・映像加工作業 | イラスト制作や写真加工・編集作業 | Web、DTP、モバイルワーク時の軽作業 |
今回試したのは、このうちCPU統合型のIntel Iris Xe グラフィックスを採用した「DAIV 6P」。ほかのモデルと違ってdGPUは搭載していないが、そのぶん本体重量は軽く、約1.49kgとなっている。
本体サイズや使用素材、液晶ディスプレイ、インタフェースなどはシリーズ共通。16型という大型ディスプレイを搭載しているにもかかわらず、ナローベゼルの採用でフットプリントはW353.7×D245.3mmに抑えられている。厚みも18.5mmと薄く、バッグなどに入れて気軽に持ち運ぶことが可能だ。
ボディ素材に軽量で強度の高いマグネシウム合金が使用されており、本体の剛性や質感が高いのも魅力的なポイント。シンプルながら洗練されたデザインのため、カフェやコワーキングスペースなど、人目が気になる場所でも使いやすいのがうれしい。
インタフェースはかなり充実しており、本体左側面にセキュリティースロット、USB 3.1 Type-C、USB 3.0 Type-A、SDメモリーカードリーダー(UHS-I対応)、ヘッドフォン出力/マイク入力端子を、本体右側面にThunderbolt 4、USB 3.0 Type-A、HDMI、電源端子を搭載している。
このうち、USB 3.1 Type-CとThunderbolt 4ポートはUSB Power Deliveryの充電・給電に対応しており、90W(DAIV 6Pのみ。ほかのモデルは100W)出力可能なUSB PD対応機器であれば、本体を充電することができる。実際に100W出力に対応した市販のUSB充電器とケーブルで試してみたが、問題なくバッテリーを充電することができた。
付属のACアダプタは約323gと軽量で、本体と一緒に持ち運びやすくなっている。なお、標準のACケーブルは少々かさばるが、オプションで長さ0.2m、重さ約47gというショートタイプのACケーブル(770円/税込)が用意されているので、持ち運ぶ機会が多い場合はBTOで選択しておくといいだろう。