sRGB比100%のWQXGA液晶ディスプレイを採用
従来の「DAIV 5N」はディスプレイの解像度がWQHD(2560×1440ドット)、アスペクト比が16:9だったが、「DAIV 6N」はそれぞれWQXGA(2560×1600ドット)と16:10に変更されている。縦に少し表示領域が広くなったため、Webページではより多くの情報が一度に見渡せるようになった。写真編集でもプレビューをより大きく表示できるため、ディテールを確認しながら効率的に作業することが可能。動画編集ではタイムラインをより多く表示でき、編集作業がやりやすくなっている。
液晶の色域は従来と同様にsRGB比100%と広く、コンピューター向けコンテンツの色をほぼ正確に表示することができる。色にシビアなクリエイティブ系業務でも安心して使用可能。パネルがノングレア(非光沢)のため、明るい場所でも映り込みが少なく、画面に集中して作業できるのもうれしいポイントだ。
このほか新モデルは、より広い明暗差を再現できるHDR技術「Dolby Vision」に対応したのも特徴のひとつ。立体音響技術の「Dolby Atmos」もサポートしているため、動画配信サービスなどの対応コンテンツを臨場感あふれる映像とサウンドで楽しむことができる。
リフレッシュレートは一般的な60Hzよりも高い90Hzでの表示が可能。カーソルの動きやページスクロールが滑らかになるので、目が疲れにくいのがありがたい。
キーボードはキーピッチが従来の約18.75mmから約19mmになり、キーとキーの隙間も大きくなって、より各キーを判別しやすくなった。キーストロークは約1.2mmと浅めだが、しっかりとしたクリック感があってタイピングしやすい印象だ。
ちなみに、従来の「DAIV 5N」はRGBバックライトを搭載していてキーボードをカラフルに光らせることができたのに対し、本製品では白色のLEDバックライトに変更されている。一般的な用途には単色のバックライトで十分だが、ゲーミング用途も視野に入れているなら従来製品も魅力的だ。
ディスプレイ上部にはWindows Helloに対応したWebカメラが内蔵されているが、画素数が従来の100万画素から200万画素にアップしている。画質も改善されており、オンライン会議やライブ配信などでは大いに活躍してくれそうだ。