マウスコンピューターの「mouse DT6」は、拡張性の高いミニタワー型のケースを採用したデスクトップPCだ。プロセッサーに6コア12スレッドのAMD Ryzen 5 5600Gを搭載しており、文書作成などの比較的軽い作業はもちろん、写真編集やちょっとした動画編集まで快適に行うことができる。今回、その実機を試すことができたので、製品の外観や使用感、パフォーマンスなどを紹介していこう。
洗練されたデザインのミニタワー型ケースを採用
「mouse DT」シリーズは、省スペース性と拡張性の高さを両立したマウスコンピューターのミニタワーデスクトップPCだ。搭載するプロセッサーの違いによって型番が異なり、奇数のナンバーがインテル、偶数がAMDのプロセッサーを採用している。インテル採用モデルの場合はプロセッサーのナンバーと型番が一致しているが、AMDモデルは基本的にプロセッサーのナンバーに1を足した数が型番となる。例えば今回試した「mouse DT6」の場合は、AMD Ryzen 5 5600Gが搭載されている。
ミニタワー型としては本体が比較的コンパクトで、ゴム足などの突起物を含めても約W170×D419×H360mmに収まっている。一般的な事務机の上にも無理なく設置できるサイズ感だ。マットブラックを基調とした凹凸の少ないシンプルなフォルムのため、机の上に置いた場合でも威圧感は少ない。オフィスにも自宅のプライベートな空間にも違和感なくなじむので、プライベートから仕事までシーンを問わず使用できそうだ。
試用機は比較的電力消費の少ないスタンダードな構成のモデルということもあって、左右にスリット状の通気口が設けられたフロントパネルを装備しているが、オプションでより冷却効率に優れたフロントメッシュパネルも選択できる。発熱の大きなCPUやディスクリートグラフィックスを搭載したモデルを考えているなら検討してみるといいだろう。
インタフェースは、本体前面にUSB 2.0×2のほか、マイク入力、ヘッドホン出力を搭載。また、本体背面にはPS/2端子とライン出力、ラインイン、マイクアウト、USB 3.1(Type-A)、USB 3.1(Type-C)、USB 3.0×4、USB 2.0×2、1000BASE-T LANポートを装備する。ディスプレイ出力は、HDMIとDisplayPort、D-Subミニ15ピンを1基ずつ搭載。光学ドライブは標準構成では非搭載だが、BTOでDVDスーパーマルチドライブまたはBDXL対応BDドライブを内蔵することが可能だ。