HシリーズのCore i7とGeForce GTX 1650を搭載
「mouse K7」は、CPUに8コア16スレッドのCore i7-11800Hが採用されている。動作周波数は2.3GHz(最大4.6GHz)で、ゲーミングノートPCなどに搭載されることの多いハイエンド向けのCPUだ。
グラフィックスはローエンド向けのdGPUであるGeForce GTX 1650が搭載されている。フルHDなら人気のバトルロイヤルゲームも快適に楽しめる性能を持っており、画像・動画編集なども快適に行うことができる。
このほか、メモリは16GB(8GB×2のデュアルチャネル、DDR4-3200)、ストレージはNVMe対応の512GB M.2 SSDが搭載されている。
今回はそれらのパフォーマンスをチェックするため、「CINEBENCH R23」「PCMark 10」「3DMark」「CrystalDiskMark」などのベンチマークソフトでスコアを測ってみた(なお、本機はプリインストールされているユーティリティ「Control Center」で動作モードを変更することができるが、今回は「パフォーマンス」モードに設定して計測している)。
まず、CPUの性能を測る「CINEBENCH R23」は、次の結果になった。
CINEBENCH R23 | |
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CPU(マルチコア) | 12489pts |
CPU(シングルコア) | 1519pts |
8コア16スレッドの高性能CPUを搭載しているだけあって、マルチコアのスコアが非常に高い。オンライン会議をしながら文書をまとめたり、動画のエンコードをしながら画像編集したりといったマルチタスクが快適に行えそうだ。またシングルコアのスコアも高いので、Microsoft Officeなどのビジネスアプリもサクサク動作すると思われる。
続いて、PCの総合的なパフォーマンスをチェックするため「PCMark 10」を実行してみた。
PCMark 10 | |
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総合スコア | 6053 |
Essentials | 9669 |
Productivity | 8298 |
Digital Content Creation | 7502 |
快適に動作する目安は、基本性能を示すEssentialsが4100以上、ビジネスアプリのパフォーマンスを示すProductivityが4500以上、クリエイティブアプリのパフォーマンスを示すDigital Content Creationが3450以上となっているが、本機はいずれも大きく超えている。普段使いはもちろんのこと、画像編集や映像編集なども快適に行えることがわかる。
次に、グラフィックス性能を測るため「3DMark」も試してみた。
3DMark Time Spy | |
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Time Spy score | 4048 |
Graphic score | 3689 |
CPU score | 9032 |
3DMark Fire Strike | |
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Fire Strike score | 9474 |
Graphic score | 10167 |
Physics score | 24752 |
Combined score | 3889 |
DirectX 11ベースのベンチマークテストであるFire Strikeのグラフィックススコアが10000を超えているため、ある程度重いゲームでもフルHDで十分快適にプレイできることがわかる。人気バトルロイヤルゲームの「Apex Legends」ならフルHDで60~70fps以上のフレームレートが出せる判定で、リフレッシュレートが60Hzの一般的な液晶ディスプレイなら、カクツキを気にせずにゲームに集中できそうだ。もちろん、画像編集や動画編集などでも十分快適なパフォーマンスといえる。
最後に、「CrystalDiskMark」でストレージの性能も測ってみた。試用機には512GBのNVMe対応M.2 SSDが搭載されていたが、その高速さがわかる結果になった。
CrystalDiskMark | |
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1M Q8T1 シーケンシャルリード | 2489.27 |
1M Q8T1 シーケンシャルライト | 1822.85 |
1M Q1T1 シーケンシャルリード | 2063.75 |
1M Q1T1 シーケンシャルライト | 1826.70 |
4K Q32T1 ランダムリード | 481.37 |
4K Q32T1 ランダムライト | 427.22 |
4K Q1T1 ランダムリード | 54.95 |
4K Q1T1 ランダムライト | 217.20 |
黒を基調にした洗練されたデザインのボディに、17.3型という大型ディスプレイや8コア16スレッドの高性能CPU、画像処理専用グラフィックスなどを搭載した「mouse K7」。直販サイトでは153,780円~(税込)という価格で販売されているが、一台でゲームから在宅ワークまで快適にこなせる実力を備えるコストパフォーマンスは、かなりよいといえる。プライベートからビジネスまでマルチに使える高性能なノートPCを探している人には、ぜひ注目してほしい製品だ。
※ここで紹介した各パーツは、今回試用した機種のものです。出荷時にメーカー、型番などが変わる可能性もあります。ご了承ください。
標準スペック
メーカー | マウスコンピューター |
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型番 | mouse K7 |
ディスプレイ | 17.3型フルHDノングレア(1,920×1,080) |
CPU | Intel Core i7-11800H |
メモリ | 16GB DDR4-3200 SO-DIMM |
M.2 SSD | 512GB(NVMe対応) |
チップセット | モバイル Intel HM570 |
光学ドライブ | - |
グラフィックス | GeForce GTX 1650 |
OS | Windows 11 Home 64ビット |
LAN | ギガビット(10/100/1000)LAN、 Intel Wi-Fi 6 AX201(IEEE802.11ax/ac/a/b/g/n)+ Bluetooth 5モジュール内蔵無線LAN |
インタフェース | USB Type-C 3.1(右側面×1)、 USB Type-A 3.0×2(左側面×1、右側面×1)、 USB Type-A 2.0(左側面×1) |
サイズ | W396.9×D264.5×H23.9mm(折り畳み時/突起部含まず) |
重量 | 約2.45kg |
バッテリー 駆動時間 |
約6.0時間 |
価格 | 153,780円(税込)~ |
上記スペックは、あくまで構成の一例だ。BTOを駆使して、ぜひ自分好みの一台を作ってみてほしい。
価格・構成については、2021/12/24(記事作成日)現在の情報です。最新情報についてはマウスコンピューターのサイトにてご確認ください。
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