人気ゲームをフルHDで快適に楽しめる性能
144Hzという高リフレッシュレートを生かしてゲームを楽しむには、CPUやグラフィックスの性能も重要になる。「G-Tune P5-144」には、第10世代インテル Core i7-10750H(2.60GHz/最大5.00GHz)とNVIDIA GeForce GTX 1650 Tiが搭載されている。やや世代が古いが、まだ現役と言える定番チップだ。では実際にどのくらいのパフォーマンスがあるのだろうか。
そこで、今回は「CINEBENCH R23」「PCMark 10」「3DMark」「CrystalDiskMark」などのベンチマークソフトでその性能を測ってみた。
まず、CPUの性能を測る「CINEBENCH R23」は次の結果になった。
CINEBENCH R23 | |
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CPU(マルチコア) | 7404pts |
CPU(シングルコア) | 1250pts |
シングルコアの性能が高く、ゲームが快適にプレイできることが期待できる。また6コア12スレッドのCPUだけあってマルチコア性能も高い。オンライン会議をしながらOfficeアプリを使って資料を作成するというように、複数のタスクを同時に実行するような場合も快適に動作するはずだ。
続いて、PCの総合的なパフォーマンスをチェックするため「PCMark 10」を実行してみた。
PCMark 10 | |
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総合スコア | 5310 |
Essentials | 8269 |
Productivity | 7516 |
Digital Content Creation | 6541 |
快適さの目安となるスコアは、基本性能を示すEssentialsが4100、ビジネスアプリのパフォーマンスを示すProductivityが4500、クリエイティブアプリのパフォーマンスを示すDigital Content Creationが3450。本機はいずれのスコアも大きく超えており、普段使いはもちろんのこと、画像編集や映像編集などの重めの作業もストレスなく行えることがわかる。
次に、「3DMark」でグラフィックス性能をテストしてみた。
3DMark Time Spy | |
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Time Spy score | 4108 |
Graphic score | 3837 |
CPU score | 6866 |
3DMark Fire Strike | |
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Fire Strike score | 9629 |
Graphic score | 10522 |
Physics score | 18507 |
Combined score | 4087 |
DirectX 12ベンチマークテストのTime Spyで4100前後、DirectX 11ベースのFire Strikeで 9600前後という結果に。「Estimated game performance」も「Apex Legends」で「70+FPS」という判定になったので、それなりに負荷のかかるゲームも滑らかな映像で楽しめそうだ。
そこで実際に「Apex Legends」でもベンチマークをとってみることにした。なお、「Apex Legends」はビデオ設定が最高になるよう変更し、トレーニングモードをプレイして「Fraps」でフレームレートをチェックしている。
「Apex Legends」によるベンチマーク結果 | ||
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解像度 | 最低フレームレート | 平均フレームレート |
フルHD(1920×1080) | 68fps | 91.538fps |
Windows 11はリリースされたばかりのOSということもあり、今後のゲーミング環境の最適化によって数値が向上する可能性はあるが、現時点でも高リフレッシュレート液晶ディスプレイの恩恵を受けられることがわかる結果となった。
このほか「CrystalDiskMark」でストレージの性能も測ってみた。
CrystalDiskMark | |
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1M Q8T1 シーケンシャルリード | 413.94 MB/s |
1M Q8T1 シーケンシャルライト | 512.92 MB/s |
1M Q1T1 シーケンシャルリード | 481.48 MB/s |
1M Q1T1 シーケンシャルライト | 489.82 MB/s |
4K Q32T1 ランダムリード | 294.60 MB/s |
4K Q32T1 ランダムライト | 283.28 MB/s |
4K Q1T1 ランダムリード | 30.95 MB/s |
4K Q1T1 ランダムライト | 80.47 MB/s |
試用機のSSDはSATA接続のため、シーケンシャルリードが400MB/s程度とそれほど速くないが、BTOオプションではシーケンシャルリードが最大3200MB/sという高速なNVMe SSDを選択することも可能。性能を重視する人はカスタマイズを検討してみてはいかがだろうか。
144Hzという高リフレッシュレート液晶ディスプレイとWindows 11の採用で、より豊かなゲーム体験が可能になった「G-Tune P5-144」。ある程度負荷の高いゲームでも快適にプレイできる性能を搭載しており、人気タイトルを手軽に楽しみたいゲーマーにおすすめできる製品に仕上がっている。直販サイトでは標準構成時で159,280円(税込)という価格で販売されており、コストパフォーマンスが高いのも魅力。これからPCゲームを始めようと考えている初心者からミドルゲーマーまで、幅広い層に注目してほしい製品だ。
※ここで紹介した各パーツは、今回試用した機種のものです。出荷時にメーカー、型番などが変わる可能性もあります。ご了承ください。
標準スペック
メーカー | マウスコンピューター |
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型番 | G-Tune P5-144 |
ディスプレイ | 15.6型フルHDノングレア(1,920×1,080、144Hz) |
CPU | Intel Core i7-10750H |
メモリ | 16GB DDR4-2666 SO-DIMM |
M.2 SSD | 512GB(SATA) |
チップセット | モバイル Intel HM470 |
光学ドライブ | - |
グラフィックス | NVIDIA GeForce GTX 1650 Ti |
OS | Windows 11 Home 64ビット |
LAN | ギガビット(10/100/1000)LAN、 Intel Wi-Fi 6 AX201(IEEE802.11ax/ac/a/b/g/n)+ Bluetooth 5モジュール内蔵無線LAN |
インタフェース | USB Type-C 3.1(右側面×1)、 USB Type-A 3.0×2(右側面×1、左側面×1)、USB 2.0(左側面×1) |
サイズ | W359.5×D238×H22.8mm(折り畳み時/突起部含まず) |
重量 | 約2.01kg |
バッテリー 駆動時間 |
約8.5時間 |
価格 | 159,280円(税込)~ |
上記スペックは、あくまで構成の一例だ。BTOを駆使して、ぜひ自分好みの一台を作ってみてほしい。
価格・構成については、2021/11/15(記事作成日)現在の情報です。最新情報についてはマウスコンピューターのサイトにてご確認ください。
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