気になるベンチマークスコアは?

最後にパフォーマンスをチェックしてみよう。今回は総合ベンチマーク「PCMark 10 v2.1.2506」、3Dベンチマーク「3DMark v2.19.7225」、CPUベンチマーク「CINEBENCH R23.200」、ストレージベンチマーク「CrystalDiskMark 8.0.4」を実施した。結果は下記の通りだ。

PCMark 10 v2.1.2506
総合 8030
Essentials 10925
Productivity 10252
Digital Content Creation 12547
3DMark v2.19.7225
Time Spy 11782
Fire Strike 30913
Port Royal 5876
Wild Life 78001
CINEBENCH R23.200
CPU(Multi Core) 15682 pts
CPU(Single Core) 1601 pts
CrystalDiskMark 8.0.4(SSD)
1M Q8T1 シーケンシャルリード 2125.606 MB/s
1M Q8T1 シーケンシャルライト 1515.629 MB/s
1M Q1T1 シーケンシャルリード 2119.924 MB/s
1M Q1T1 シーケンシャルライト 1434.776 MB/s
4K Q32T1 ランダムリード 599.599 MB/s
4K Q32T1 ランダムライト 516.988 MB/s
4K Q1T1 ランダムリード 57.218 MB/s
4K Q1T1 ランダムライト 185.500 MB/s
CrystalDiskMark 8.0.4(HDD)
1M Q8T1 シーケンシャルリード 199.674 MB/s
1M Q8T1 シーケンシャルライト 189.131 MB/s
1M Q1T1 シーケンシャルリード 198.261 MB/s
1M Q1T1 シーケンシャルライト 194.983 MB/s
4K Q32T1 ランダムリード 1.810 MB/s
4K Q32T1 ランダムライト 1.530 MB/s
4K Q1T1 ランダムリード 0.590 MB/s
4K Q1T1 ランダムライト 1.611 MB/s

PCMark 10は総合で8030、Essentialsで10925、Productivityで10252、Digital Content Creationで12547というスコアを記録した。8コア16スレッドのCPUとミドルレンジクラスのグラフィックスカードを搭載しているだけに、バランスのいいスペックだ。ゲームだけでなくクリエイティブ系アプリも、快適に動作させられるパフォーマンスといえる。

3DMarkは、Time Spyで11782、Fire Strikeで30913、Port Royalで5876、Wild Lifeで78001を記録した。Time Spyの推定ゲームパフォーマンスによると、「Battlefield V」が1440p Ultra設定なら115+fpsで動作すると判定されている。実際のゲームでのフレームレートについては、最後の章で試してみよう。

CINEBENCH R23は、CPU(Multi Core)は15682 pts、CPU(Single Core)は1601 ptsという値が出た。RAW現像、4K動画編集にも十分な処理能力だが、さらなる作業時間短縮を狙うのであればRyzen 9 5900X(12コア24スレッド、3.70~4.80GHz)またはRyzen 9 5950X(16コア32スレッド、3.40~4.90GHz)を選択しよう。

ストレージ速度は、SSDが1M Q8T1 シーケンシャルリードで2125.606 MB/s、1M Q8T1 シーケンシャルライトで1515.629 MB/s、HDDが1M Q8T1 シーケンシャルリードで199.674 MB/s、1M Q8T1 シーケンシャルライトで189.131 MB/sとなった。実用上十分な速度だが、PCIe 4.0 x4接続のSSDにアップグレードすれば、読み出し速度を最大6700 MB/sに向上させれらる。

WQHD解像度ならAAAタイトルを快適に動作させられるパフォーマンス

最後にゲーミングデスクトップPCとしての実力を検証するため、「PUBG: BATTLEGROUNDS」を実際にプレイして、「MSI Afterburner」で計測してみたが、WQHD解像度(2,560×1,440ドット)でグラフィックを「デフォルト」に設定した場合の平均フレームレートは179fps、「ウルトラ」に設定した場合の平均フレームレートは153fpsとなった。

  • WQHD解像度でグラフィックを「デフォルト」に設定した場合の最小フレームレートは122fps、平均フレームレートは179fps、最大フレームレートは237fps

  • WQHD解像度でグラフィックを「ウルトラ」に設定した場合の最小フレームレートは104fps、平均フレームレートは153fps、最大フレームレートは186fps

G-Tune EP-A-6700XT」は、WQHD解像度であれば高画質設定でも、AAAタイトルを快適に動作させられるパフォーマンスを備えているといえる。

「G-Tune EP-A-6700XT」の詳細はコチラ

※ここで紹介した各パーツは、今回試用した機種のものです。出荷時にメーカー、型番などが変わる可能性もあります。ご了承ください。

標準スペック

メーカー マウスコンピューター
型番 G-Tune EP-A-6700XT
CPU AMD Ryzen 7 5800X
メモリ 32GB DDR4-3200 DIMM
M.2 SSD 1TB(NVMe対応)
HDD 4TB
チップセット AMD X570
光学ドライブ DVDスーパーマルチドライブ(スロットイン)
グラフィックス AMD Radeon RX 6700 XT
OS Windows 10 Home 64ビット
LAN ギガビット(10/100/1000)LAN
インタフェース USB 3.1×2(背面 Type-A×2)、
USB 3.0×8(前面 Type-A×2、背面 Type-A×6)、
USB 2.0×2(前面 Type-A×2)
サイズ W215×D490×H481mm
ディスプレイ
価格 296,780円(税込)~

上記スペックは、あくまで構成の一例だ。BTOを駆使して、ぜひ自分好みの一台を作ってみてほしい。

価格・構成については、2021/8/3(記事作成日)現在の情報です。最新情報についてはマウスコンピューターのサイトにてご確認ください。

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