メンテナンス・アップグレードがしやすいシャーシ、インタフェースは豊富に用意

G-Tune EP-A-6700XT」のシャーシは約W215×D490×H481mm(突起物含む場合は約W220×D490×H501mm)、重量は約17.7kg。デスクトップPCとしては比較的シャーシが大きめだが、そのぶん内部のスペースに余裕があるので、メンテナンスやパーツのアップグレードがしやすい。マザーボードを交換すれば、末長く使えるシャーシだ。

インタフェースは、USB 3.1 Type-A(背面×2)、USB 3.0 Type-A(背面×6、前面×2)、USB 2.0(前面×2)、キーボード/マウス(背面×1)、DisplayPort(背面×3)、HDMI(背面×1)、ギガビット(10/100/1000)LAN(背面×1)、マイク入力/モノラル(前面×1、背面×1)、ヘッドフォン出力(前面×1)、ラインイン(背面×1)、ラインアウト(背面×1)と豊富に用意。USB 3.1 Type-A端子は最大10Gbps(理論値)でデータ転送が可能なので、外部ストレージとも高速にファイルをやり取りできる。

本製品でぜひおすすめしたいカスタマイズ項目が、インタフェースカード「Thunderbolt 3/USB3.1 Type-Cポート×2(7,590円/税込)」と無線LANカード「ASUS PCE-AX58BT」(8,580円/税込)。前者ではThunderbolt 3で最大40Gbpsのデータ転送が、後者ではWi-Fi 6(11ax)の無線LANとBluetooth 5.0通信が可能となる。本製品に採用されているマザーボード「X570 Phantom Gaming 4」にはWi-Fi、Bluetooth機能が搭載されていないので、特に後者は追加しておいたほうがいい。

  • 前面ボタン・端子類は、電源ボタン、電源LED、ストレージLED、USB 3.0 Type-A×2、マイク入力/モノラル×1、ヘッドフォン出力×1、USB 2.0×2を配置

  • 下部のDVDスーパーマルチドライブはスロットイン方式。表面を右、裏面を左にして挿入する。取り出しはボタンを押すだけでオーケー

  • 背面には、USB 3.0 Type-A×6、キーボード/マウス×1、USB 3.1 Type-A×2、ギガビット(10/100/1000)LAN×1、マイク入力/モノラル×1、ラインイン×1、ラインアウト×1、DisplayPort×3、HDMI×1を配置

  • 底面には大型スタンドを取り付け、シャーシ底面全体で効率的に外気を取り込めるようにエアフローが設計されている

  • 本体左側面内部。シャーシのサイズに余裕があるので、メンテナンスやパーツのアップグレードが容易だ

  • マザーボードは「X570 Phantom Gaming 4」を採用

  • CPUファンは水冷CPUクーラー。取り付け用グリスは、標準、「シルバーグリス AINEX AS-05」(熱伝導率:9.0W/m・K)、「ダイヤモンドグリス 親和産業 OC7」(熱伝導率:12.56W/m・K)、「Thermal Grizzly Kryonaut」(熱伝導率:12.5W/m・K)から選択できる

  • メモリは16GB(DDR4-3200 DIMM)が2枚装着済み。16GBを2枚追加すれば、最大容量の64GBに無駄なく増量できる

  • グラフィックスカードは「AMD RADEON RX 6700 XT」。購入時にグラフィックスカードは変更できないが、描画能力が物足りなくなったら自分でアップグレードしよう

  • 拡張スロットの空きは、PCI Express x16が1基、PCI Express x1が2基

  • 標準の水冷CPUクーラーは240mm長(2連ファン)。360mm長(3連ファン)にアップグレードすれば冷却効率を向上させられる

  • 本体右側面。エアフローの効率化と、左側面をスッキリと見せるためにケーブルは裏面(右側面)に配線されている

  • 本体右側面に、4TB HDDとDVDスーパーマルチドライブを配置

  • 2.5インチストレージを縦に装着するためのマウンターが装備されている

  • これは標準仕様の800W電源(80PLUS TITANIUM)。1200W電源(80PLUS GOLD)にアップグレード可能だ

  • 電源ユニットの横には、ストレージなどを増設するために利用できる電源ケーブルが用意されている