G-Tune EM-Zには、前面と背面に多くのインタフェースが用意されている。一般的な用途には標準搭載されているインタフェースで十分だが、カスタマイズ購入時に高速通信可能なThunderbolt 3拡張カード、10GbEネットワークカードなどを装着して強化できる。
本機のPCケースでユニークな装備が前面のHDMI出力端子。ケース背面上部のHDMIケーブルをグラフィックスカードのHDMI出力端子に接続することで、前面のHDMI出力端子が利用可能になる。VRヘッドセットをHDMI端子とUSB端子に接続する際に重宝する仕様だ。
背面配線によりメンテナンスしやすい内部構造
本機の標準ケースのサイズは約W189×D396×H390mm。ケース背面にできるだけ配線を回すケーブルマネージメントが施されており、エアフローの効率がよいだけでなく、メモリ、ストレージなどにアクセスしやすい。また、Micro ATXサイズのマザーボードには、PCI Express x1が1基、PCI Express x16(4動作)が1基空いている。ATXマザーボードを採用した同社の上位デスクトップPCには及ばないが、必要十分な拡張性を備えている。