LANやUSB PD対応ポートも搭載
薄型ノートPCではインタフェースが省略されがちで、複数の周辺機器を使いたい場合にアダプターやドックなどが必要になることも多い。しかし「mouse X4-R5」は、インタフェースがかなり充実しており、さまざまな周辺機器をそのままつないで利用できる。
本体左側面には、LAN、USB 2.0、USB 3.0、音声入出力端子が、本体右側面にはHDMI出力、USB 3.0、USB 3.0 Type-Cが装備されている。Gigabit Ethernetに対応した有線LANポートがあるのはビジネスシーンで心強い。ちなみにUSB 3.0 Type-CはUSB Power Deliveryに対応しており、汎用の65W対応USB PDアダプタやモバイルバッテリーなどから本体に給電することも可能だ。
ちなみに、マウスコンピューターのBTOメニュー内にはUSB PD 65W対応 AC充電器も用意されている。
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通信機能は、有線LAN以外にWi-Fi 6(IEEE802.11ax/ac/a/b/g/n)やBluetooth 5.0も搭載している。Wi-Fi 6対応ルーターと組み合わせて使えば最大2.4Gbpsの高速通信が可能だ。
このほか、ディスプレイ上部にはWindows Helloの顔認証に対応したIRカメラと100万画素のWebカメラが搭載されている。最大ビデオ解像度はHD(720p)と標準的で、ビデオ会議やオンライン授業などにも活用しやすい。
実用的なディスプレイとキーボードを搭載
ディスプレイはフルHD(1,920×1,080ドット)の14型ノングレア液晶パネルが搭載されている。映り込みが少ないので、明るい日中の窓際や照明の下でも画面が見やすく作業しやすいのがありがたい。左右のベゼルが約5mmと非常に細いため没入感が高く、動画のストリーミングなども気持ちよく楽しめる。色や階調の再現性は標準的だが、視野角は広く、水平方向、垂直方向ともに斜めから見ても色味や輝度の変化は少なかった。
キーボードはキーピッチが約18mm、キーストロークが約1.4mmあり、このクラスの薄型モバイルノートPCとしてはタイピングしやすく感じた。打鍵音もあまり目立たず、静かな場所でも周囲を気にする必要がなく、文字入力がはかどりそう。バックライトが内蔵されているため、薄暗い場所でも各キーの判別がしやすいのも好印象だ。
タッチパッドはクリックボタン一体型で操作スペースが大きく取れるため、スクロールやスワイプなどのジェスチャーがやりやすかった。パッドの左上部分を2回押すとタッチパッドのオンオフを切り替えられるなど、使い勝手が考えられているのも評価できるポイント。外付けマウスを使う場合などに重宝しそうだ。