MousePro NB5シリーズのボディは強化プラスチック素材。本体サイズはW361×D256×H24.1mm、重量は約2.02kgだ。

本製品の売りの一つはインタフェースが幅広く充実していること。USB Type-C 3.1(左側面×1)、USB Type-A 3.0(左側面×1)、USB 2.0(右側面×2)、HDMI(左側面×1)、D-Sub(左側面×1)、ギガビットLAN×1(左側面×1)、SDメモリカードリーダー(前面×1)、マイク入力(右側面×1)、ヘッドセット(右側面×1)と新旧インタフェースが豊富に用意されている。

たとえばD-Sub端子は少し古めのプロジェクターやディスプレイを接続するために今でも重宝するし、HDMIとD-Subを同時利用すれば、本体のディスプレイと合わせて3画面のマルチディスプレイ環境を構築できる。

  • Web会議中も同時にプレゼン資料やネットブラウザなども表示できるので便利だ

USB Type-C端子はUSB Power Delivery対応なので、オプションで用意される「USB PD 65W対応AC充電器」を使えば、MousePro NB5シリーズとスマートフォンで充電環境の共有が可能。出張時の荷物を軽量化できるわけだ。

光学ドライブの出番が減っていることは間違いないが、過去の資料が入った光学メディアの読み書きや、返却不要のデータディスクの作成などに重宝する。とはいえ、本製品をできるだけ軽量化したいという場合は、光学ドライブ非搭載を選べるので安心してほしい。

  • 本体天面。法人向けらしくシンプルなデザインだ

  • 本体底面。2つのスライドスイッチをずらすことでバッテリーを取り外せる。また安定して高性能を発揮するため、底面の放熱口は広く確保されている

  • 本体前面(上)と本体背面(下)。本体前面には、ディスプレイを閉じた状態でも確認できるステータスランプとSDメモリーカードスロットが配置されている

  • 右側面(上)にはヘッドセット、マイク入力、USB 2.0×2、光学ドライブ、セキュリティーロックスロット、左側面(下)には電源端子、ギガビットLAN、D-Sub、USB Type-C 3.1、HDMI、USB Type-A 3.0が用意されている

  • 光学ドライブ非搭載にすると、概算約110gほど軽量化できる

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目の疲労が少ないノングレア液晶、タイプミスしにくい広めのキーボード

MousePro NB5シリーズのディスプレイは、15.6型フルHDノングレア(LEDバックライト、1,920×1,080ドット)。ノングレア(非光沢)仕様なのは、照明などの映り込みを避けるための配慮だ。ディスプレイ上部には100万画素のWebカメラとデュアルアレイマイクが内蔵されているので、特に周辺機器を追加することなく、Zoomなどのビデオ会議に利用できる。

キーボードは法人向けならではの実用重視の仕様。テンキーを搭載しつつもデスクトップPCと同様に約19mmのキーピッチが確保されている。また、主要キーエリアとテンキーエリアの間にすき間が設けられており、Enter、Del、Back Spaceキーを押す際にテンキーを誤入力しないように設計されている。

タッチパッドは確実にクリックできることを重視して、ボタン分離式を採用。タッチパッドは約110×63mmが確保されているので、Windows 10の3本指ジェスチャーも快適に操作できる。パームレストも広く確保されており、長時間のPCワークでも疲労は少ないはずだ。

  • ノングレア(非光沢)ディスプレイには目の疲れが少ないというメリットもある

  • ディスプレイの表示スケールはデフォルトで125%。一般的なアプリであればウィンドウがはみ出てしまうことはないはずだ

  • ディスプレイ上部に100万画素のWebカメラとデュアルアレイマイクが内蔵されている。Webカメラ使用中は白いLEDが点灯する

  • キーボードのキーピッチは約19mm、キーストロークは約1.8mm。キーピッチはデスクトップPCと同等で、キーストロークは一般的なノートPCより深めに設定されている

  • パームレストが広いので、手の長さ20cmの筆者でも安定してタイピングできる

  • ボタン分離式のタッチパッドは、左右クリックを確実に使い分けられる

  • タッチパッドはWindows 10の「高精度タッチパッド」に対応。Windows 10に搭載されているすべてのジェスチャーを利用可能で、今後のアップデートで新たなジェスチャーが実装された場合でも、すぐに利用できる可能性が高い