テレワークに最適な画面サイズ、必要十分な処理能力を備えた「MousePro-NB200」 (4)

最後にベンチマークスコアをチェックしてみよう。今回は「PCMark 8 v2.10.901」「3DMark v2.11.6866」「CINEBENCH R15.0」「CrystalDiskMark 7.0.0」の4つのベンチマークプログラムを、電源モードを「最も高いパフォーマンス」に設定して実施した。

PCMark 8 v2.10.901
Home Accelerated 3.0	2212
Creative Accelerated 3.0	2565
Work Accelerated 2.0	2914

3DMark v2.11.6866
Time Spy	210
Fire Strike	568

CINEBENCH R15.0
OepnGL	24.85 fps
CPU	130 cb
CPU(Single Core)	63 cb

CrystalDiskMark 7.0.0(SSD)
1M Q8T1 シーケンシャルリード	889.241 MB/s
1M Q8T1 シーケンシャルライト	605.886 MB/s
1M Q1T1 シーケンシャルリード	696.958 MB/s
1M Q1T1 シーケンシャルライト	646.770 MB/s
4K Q32T16 ランダムリ－ド	308.373 MB/s
4K Q32T16 ランダムライト	273.310 MB/s
4K Q1T1 ランダムリード	37.618 MB/s
4K Q1T1 ランダムライト	87.300 MB/s

今回試用したMousePro NB2には、2コア2スレッド、1.80GHz動作の「Intel Celeron プロセッサー 4205U」が搭載されている。PCMark 8のHome Accelerated 3.0は「2212」、Creative Accelerated 3.0は「2565」、Work Accelerated 2.0は「2914」、3DMarkのTime Spyは「210」、Fire Strikeは「568」、CINEBENCH R15.0のCPUスコアは「130 cb」、CrystalDiskMarkのシーケンシャルリード(Q8T1)は「889.241MB/s」、シーケンシャルライト(Q8T1)は「605.886 MB/s」というスコアを記録した。

「Intel Celeron プロセッサー 4205U」はエントリーノートPC向けなので、率直にいって処理性能は高くない。しかしメモリを8GB搭載し、ストレージにSATA接続ではなくNVMe接続のSSDを搭載しているおかげか、体感速度はそれほど遅くない。ビデオ会議、オフィスアプリなどのテレワーク用途、ブラウジング、動画視聴などのエンターテインメント用途であれば、実用的な速度を備えているといえる。

オフィスにいるときと同じ時間、ディスプレイを注視するなら14型が最低ライン

限られた予算で、ディスプレイサイズと処理速度のどちらを選ぶかは悩ましい選択だ。しかし、数時間PCワークをするだけなら画面が小さくてもいいが、オフィスにいるときと同じだけの時間、ディスプレイを注視するなら14型以上が最低ラインだと思う。そう考えると、一般的な用途に十分な処理速度を備え、14型フルHDディスプレイを搭載したMousePro NB2は、テレワーク用途にもってこいのノートPCといえるだろう。

※ここで紹介した各パーツは、今回試用した機種のものです。出荷時にメーカー、型番などが変わる可能性もあります。ご了承ください。

標準スペック

メーカー	マウスコンピューター
型番	MousePro-NB200
ディスプレイ	14型フルHDノングレア(1920×1080)
CPU	Intel Celeron 4205U
メモリ	8GB PC4-21300 DDR4 SODIMM ※PC4-17000で動作
M.2 SSD	256GB(NVMe対応)
チップセット	－
光学ドライブ	－
グラフィックス	Intel UHD グラフィックス 610
OS	Windows 10 Pro 64ビット
LAN	ギガビット(10/100/1000)LAN、 IEEE802.11 ac/a/b/g/n(最大433Mbps)+ Bluetooth 5モジュール内蔵無線LAN
インタフェース	USB 3.0×2(Type-A/右側面×1、Type-C/右側面×1)、 USB 2.0×1(左側面)
サイズ	W324.9×D219.5×H19.5mm (折り畳み時/突起部含まず)
重量	約1.24kg
バッテリー駆動時間	約11.0時間
価格	64,800円(税別)～