この企画を実現させたのは、BANDAI SPIRITSの開発担当・森山氏。これまでにないコラボレーションは、手探りで進めていくことも多かったという。
――そもそも、今回の企画はどのように生まれたのでしょうか。
御歌頭さん、サイトウヒールさんそれぞれとは、これまで「一番くじ」でご一緒したことがありました。そこで、墨絵と原型というクリエイター同士がタッグを組むとどうなるのか、という発想に至り、今回の企画が誕生しました。
――企画を進めるうえで苦労された点は?
これまでも原型師の方と企画を立ち上げて進めることはありましたが、初めて墨絵師の方とコラボレーションするということで、進め方を迷った部分もありました。また、彩色においても、墨絵というモノクロのものを違和感なくカラーにするためにはどうしたらいいか、密に打ち合わせを重ねましたね。もちろん僕が苦労したわけではありませんが、すべてがうまくまとまるようアプローチしました。
――今回の企画を進めるにあたって大切にしたことは?
「一番くじ」ではこれまでにも『ワンピース』のアイテムが登場していますし、それだけフィギュアも出しています。そこで念頭に置いたのは、やはり「新しいものを作りたい」ということ。いままで見たこともないようなフィギュアに仕上げたいと、常に思っていました。
――今回のフィギュアで特に注目してほしいポイントはありますか?
墨絵と原型がコラボしたからこそ成し得た「躍動感」ですね。普通のフィギュアにはないようなアクション、ポーズ、エフェクトに仕上がっています。また、御歌頭さんの墨絵にある荒々しいけれど繊細なニュアンスがどのように原型へ落とし込まれているのか、そういったところにも注目してみてほしいです。サイトウヒールさんが墨絵の表現をよく汲み取ってくださっているので、全体のバランス感も素晴らしいものになっています。
――企画を通して最も嬉しかった瞬間は?
やはり、完成したフィギュアを見たときはテンションが上がりましたね。今回が初めての取り組みだったので、自分のなかでも迷いつつ進めていて。そんなふうに苦労したからこそ、形になったものと対面した瞬間は何にも代えがたい、一番楽しい瞬間でした。
――今回の5体で特に個人的に気にっているキャラクターは?
個人的にはサボですね。服がだんだんと炎のエフェクトになるような表現は、これまでのサボのフィギュアにはなかったものなので気に入っています。墨絵と原型のコラボだからこそ活きた部分じゃないかなと。
また、一番最初にできあがったのはルフィでした。殴りかかる瞬間のフィギュアはよくありますが、今回のように後ろへ伸ばした手にエフェクトがかかって広がっているフィギュアはあまりなかったと感じます。そこも新鮮で気に入っていますね。
――最後に、「一番くじ」を楽しみにしているみなさんに一言をお願いします。
今回は、墨絵師さんと原型師さんのコラボといういままでにない形になっています。クリエイター同士の熱意がぶつかったフィギュアをぜひ手に取って、楽しんでいただければと思います。
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「一番くじ ワンピース 匠ノ系譜」は、2019年12月4日(水)よりセブン‐イレブン店舗、イトーヨーカドー店舗、麦わらストア、東京ワンピースタワーにて順次発売予定(店舗によりお取り扱いのない場合や発売時期が異なる場合あり。なくなり次第終了)。価格は1回680円(税込)。フィギュアのほか、手ぬぐいやアートタオルなどファンにはたまらないラインアップにも目が離せない。
関係者すべての渾身の力が込められた新感覚の「一番くじ」を、ぜひ手にとってほしい。
『一番くじ ワンピース 匠ノ系譜』
発売日:12月4日(水)より順次発売予定
価格:1回680円(税込)
取扱店:セブン‐イレブン店舗、イトーヨーカドー店舗、麦わらストア、東京ワンピースタワーなど
※店舗によりお取り扱いのない場合や発売時期が異なる場合がございます。
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(C)尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション
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