最後にパフォーマンスをチェックしてみよう。今回計測に使用したのは総合ベンチマーク「PCMark 8 v2.10.901」、3Dグラフィックスベンチマーク「3DMark v2.10.6799」、CPU/OpenGLベンチマーク「CINEBENCH R15.0」、ストレージベンチマーク「CrystalDiskMark 7.0.0」。下記がベンチマークの結果だ。
PCMark 8 v2.10.901 | |
---|---|
Home Accelerated 3.0 | 4591 |
Creative Accelerated 3.0 | 5754 |
Work Accelerated 2.0 | 5332 |
3DMark v2.10.6799 | |
---|---|
Time Spy | 1105 |
Fire Strike | 2840 |
CINEBENCH R15.0 | |
---|---|
OepnGL | 51.37 fps |
CPU | 861 cb |
CPU(Single Core) | 167 cb |
CrystalDiskMark 7.0.0(SSD) | |
---|---|
1M Q8T1 シーケンシャルリード | 468.917 MB/s |
1M Q8T1 シーケンシャルライト | 478.136 MB/s |
1M Q1T1 シーケンシャルリード | 486.388 MB/s |
1M Q1T1 シーケンシャルライト | 457.220 MB/s |
4K Q32T16 ランダムリ-ド | 267.479 MB/s |
4K Q32T16 ランダムライト | 259.028 MB/s |
4K Q1T1 ランダムリード | 25.246 MB/s |
4K Q1T1 ランダムライト | 70.620 MB/s |
総合ベンチマークである「PCMark 8」のスコアはかなり高めだ。特に「Work Accelerated 2.0」では、「4K gaming PC」の指標である5118の約104%に相当する5332というスコアを記録している。
一方、割り切りが必要なのが3Dグラフィックス性能。「3DMark」の「Time Spy」では「GamingPC」の指標である3362の約32%に相当する1105、「Fire Strike」では「GamingPC」の指標である9271の約31%に相当する2840に留まっている。やはり3Dゲーム、クリエイティブ系アプリが主目的であれば、「GeForce GTX 1650 (Lowprofile)」搭載モデルを選ぶべきだ。
ストレージのベンチマーク結果は、シーケンシャルリード(1M Q8T1)が468.917 MB/s、シーケンシャルライト(1M Q8T1)が478.136 MB/s。もし大容量のファイルを頻繁に読み書きする用途に使うのなら、M.2 PCI Express x4接続のSSDをカスタマイズ購入時に選択しよう。一般的な用途なら標準のSSDで十分だが、最大3000MB/sを超えるM.2 PCI Express x4接続の「SAMSUNG PM981」にアップグレードすれば、着実にパフォーマンスを底上げしてくれる。
初期費用は最低限で、購入後のアップグレードも容易な高コスパモデル
ベンチマークの章では用途によってパーツのアップグレードをオススメしたが、イマドキの5万円台PC「LUV MACHINES Slim ARS320SD-M2S2」は、一般的な用途にバランスのいいモデルだ。またメンテナンス性や拡張性も悪くない。初めて購入するデスクトップPCを探していたり、大量導入するための高コスパモデルを検討しているのなら、本製品はもってこいの一台といえる。
※ここで紹介した各パーツは、今回試用した機種のものです。出荷時にメーカー、型番などが変わる可能性もあります。ご了承ください。
標準スペック
メーカー | マウスコンピューター |
---|---|
型番 | LUV MACHINES Slim ARS320SD-M2S2 |
CPU | AMD Ryzen 5 3400G |
メモリ | 8GB PC4-19200 DDR4 |
M.2 SSD | 256GB(SATA) |
チップセット | AMD B450 |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ |
グラフィックス | AMD Radeon RX Vega 11 グラフィックス |
OS | Windows 10 Home 64ビット |
LAN | ギガビット(10/100/1000)LAN |
インタフェース | USB 3.1×2(背面×2)、USB 3.0×6(前面×2、背面×4) |
サイズ | W100×D390~393×H364~367mm |
ディスプレイ | - |
価格 | 59,800円(税別) |
上記スペックは、あくまで構成の一例だ。BTOを駆使して、ぜひ自分好みの一台を作ってみてほしい。
価格・構成については、2019/11/19(記事作成日)現在の情報です。最新情報についてはマウスコンピューターのサイトにてご確認ください。
[PR]提供:マウスコンピューター