「LUV MACHINES Slim ARS320SD-M2S2」には、ASUS製のMicro ATX型マザーボードが搭載されている。前述の通りW100×D390×H364mm(突起物含まず)というコンパクトなボディが採用されているので、Lowprofile仕様に限定されるがグラフィックスボードも増設可能だ。メモリもDIMMスロットが4つ用意されており、最大64GBのメモリを搭載できる。スリムデスクトップPCとしては十分な拡張性といえる。
インタフェースも、USB Type-A 3.1(背面×2)、USB Type-A 3.0(背面×4、前面×2)、PS/2 Mini-ITX DIN 6ピン(背面×2)、マルチカードリーダー(前面×1)、HDMI(背面×1)、DVI-I(背面×1)、D-sub(背面×1)、ライン入力(背面×1)、ライン出力(背面×1)、ヘッドフォン端子(前面×1)、マイク入力(前面×1、背面×1)と豊富に用意されている。前面、背面にバランスよく端子を振り分けつつ、前面にデジカメなどからのデータ読み込みに便利なマルチカードリーダーを装備している点も使い勝手がよさそうだ。
また全てのモデルにHDMI端子が装備されている点もポイント。グラフィックボード非搭載モデルにはHDMI、DVI-I、D-sub端子が用意されているので、ディスプレイが新しくても古くてもアダプターなしに接続可能だ。
スリムながら拡張性、メンテナンス性の高いケース
LM-ARS320SD-M2S2には、前述の通りMicro ATX型マザーボードが採用されている。メモリスロットは2基、PCI Express x16(最大×8モードで動作)は1基、PCI Express x1は2基空いており、また拡張ストレージ用ベイも2.5型が2基、3.5型が2基用意されている。メモリやストレージの増設はそれほど難しくはない。ただし2.5型、3.5型のストレージを増設する際には、SATA接続用ケーブルが必要となることを忘れずに。なお下記で貸出機に搭載されていたパーツを紹介しているが、出荷時期によって異なるパーツが使われる可能性がある点には留意してほしい。