光学ファインダーと液晶ライブビューの両立
EOS 90Dの操作面に関して特に気に入ったポイントは、光学ファインダーによる通常の撮影と、液晶モニターによるライブビュー撮影の2つに対応し、その2方式を背面ボタンのワンタッチで素早く切り替えられる点です。
光学ファインダー撮影では、AFはオールクロス45点AFセンサーによる位相差AFが機能し、連写は最高で10コマ/秒に対応。個人的には、屋外などの明るいシーンのほか、動きの激しい動体撮影、人物の微妙な表情の変化を捉えたいケースでは光学ファインダーを利用します。
いっぽうで液晶モニターによるライブビュー撮影では、AFはデュアルピクセルCMOS AF方式となり、最大5481のAFポジションを選択可能になります。連写は最高で11コマ/秒に対応。こちらはバリアングル液晶モニターを生かしたローポジションやハイポジションでの撮影時のほか、厳密なピント合わせが必要のない接写時などにも役立ちます。また、AFの測距輝度範囲がEV-5に対応しているので、光量が極めて乏しいシーンでも便利です。
つまり、撮影シーンの状況や撮影の狙いによって、光学ファインダー撮影と液晶ライブビュー撮影の2つの撮影方式を自由に行き来できるというわけです。このことは、キヤノンの一眼レフカメラ「EOS」の大きなメリットです。しかも今回のEOS 90Dでは光学ファインダーと液晶ライブビューのそれぞれのAF性能にさらに磨きがかかり、心地よく撮影が楽しめました。
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