m-Book U400S」には、14型フルHDグレア液晶ディスプレイ(LEDバックライト、1,920×1,080ドット)が搭載されている。このディスプレイは10点マルチタッチパネル、256段階筆圧感知の仕様。タッチ操作やデジタイザーペンでの描画に対応している。

標準で同梱されているデジタイザーペンで、実際にイラストなどを描いてみたが、適度な摩擦感があり、アナログの筆記用具に近い感触だった。本機はデジタイザーペンの方式に「Microsoft Pen Protocol」を採用しているので、「Surfaceペン」を利用可能だ。もし、もっと柔らかい、またはもっと硬い書き味が好みなら、保証外の使い方となるがペン先を変更できるSurfaceペンを試してみよう。

  • 液晶ディスプレイはグレア(光沢)タイプ。映り込みはやや気になるが、そのぶん発色が鮮やかだ

    液晶ディスプレイはグレア(光沢)タイプ。映り込みはやや気になるが、そのぶん発色が鮮やかだ

  • 標準同梱のペン先は柔らかめ。鉛筆で描いているのに近い筆記感を得られる

    標準同梱のペン先は柔らかめ。鉛筆で描いているのに近い筆記感を得られる

ほぼ動作音が発生しないファンレス設計

本機は、前述のとおり「Intel Core i7-8565Uプロセッサー」を搭載しながら、ファンレス設計を採用。当たり前だが、高負荷時にもファン音は発生しない。そのぶん同じCPUで冷却ファンを搭載したノートPCよりパフォーマンスは抑えられているものの、喫茶店や図書館など静かな環境でも、他人の耳を気にせず利用できるというメリットがある。

  • 本体天面

    本体天面

  • 本体底面。ヒンジ側には放熱口が設けられているが、冷却ファンは存在しない。その代わりに本機専用に設計されたヒートプレートで放熱している

    本体底面。ヒンジ側には放熱口が設けられているが、冷却ファンは存在しない。その代わり、本機専用に設計されたヒートプレートで放熱している

  • 本体右側面(上)と左側面(下)

    本体右側面(上)と左側面(下)

  • 本体前面(上)と背面(下)。一般的なノートPCには側面または背面に排気口が設けられているが、「m-Book U400S」は底面の放熱口のみで効率的に排熱している

    本体前面(上)と背面(下)。一般的なノートPCには側面または背面に排気口が設けられているが、「m-Book U400S」は底面の放熱口のみで効率的に排熱している