現在さまざまなデジタルデバイスが発売されているが、できれば最低限の装備で行動したいもの。そこで今回レビューするのがマウスコンピューターの2 in 1 PC「m-Book U400S」。

ディスプレイ回転型のヒンジ機構を備えており、ノートPCとしても、タブレットPCとしても活用可能で、デジタイザーペンも標準装備。しかもバッテリー駆動時間は「約16.4時間」がうたわれており、モバイルノートPCとしての実力もハイレベルだ。

  • 「m-Book U400S」139

    「m-Book U400S」139,800円(税別)~

  • ボディーはアルミ合金製。メインカラーはブラックだが、側面のみゴールドカラーで彩られており、なかなかの高級感を漂わせている。またヘアライン仕上げが施されているので、手脂なども比較的目立たない

    ボディーはアルミ合金製。メインカラーはブラックだが、側面のみゴールドカラーで彩られており、なかなかの高級感を漂わせている。またヘアライン仕上げが施されているので、手脂なども比較的目立たない

最大約16.4時間駆動可能なスタミナを実現

まずは基本スペックからチェックしよう。CPUは「Intel Core i7-8565Uプロセッサー」(4コア、1.80~4.60GHz)、メモリは16GB(PC3L-14900 SDRAM)、ストレージは512GB(Serial ATAIII接続SSD)が搭載されている。

用意されているのは1モデルのみで、メモリ、ストレージはカスタマイズできない。ただ、これだけのメモリ、ストレージを搭載していれば一般的な用途には十二分だ。

ベンチマークを実施したところ、PCとしての総合性能を示す「PCMark 8 v2.10.901」では、Home Accelerated 3.0が3690、Creative Accelerated 3.0が4653、Work Accelerated 2.0が4734を記録。ブラウジングやオフィスアプリケーションなら非常に快適に、クリエイティブ系アプリでも画像編集やフルHD動画書き出しなら実用的な速度で動作するパフォーマンスを備えている。

特筆しておきたいのがバッテリー駆動時間。バッテリーベンチプログラム「BBench」で、ディスプレイ輝度40%でバッテリー残量5%までの動作時間を計測したが、13時間24分35秒も動作した。ディスプレイ輝度をもう少し落とすなどの省電力設定を施せば、カタログスペックの「最大約16.4時間」は十分到達できそうだ。

  • 512GB SSDにはサンディスク製「SD9SN8W512G1122」(Serial ATAIII接続SSD)が搭載されていた。ただしロットによっては変更される可能性がある

    512GB SSDにはサンディスク製「SD9SN8W512G1122」(Serial ATAIII接続SSD)が搭載されていた。ただしロットによっては変更される可能性がある

  • バッテリーは56918mWhと大容量タイプが搭載されている

    バッテリーは56918mWhと大容量タイプが搭載されている

PCMark 8 v2.10.901
Home Accelerated 3.0 3690
Creative Accelerated 3.0 4653
Work Accelerated 2.0 4734
3DMark v2.8.6572
Time Spy 383
Fire Strike 1004
CINEBENCH R15.0
OepnGL 46.27 fps
CPU 460 cb
CPU(Single Core) 160 cb
CrystalDiskMark 6.0.2(SSD)
Q32T1 シーケンシャルリード 540.869 MB/s
Q32T1 シーケンシャルライト 493.149 MB/s
4K Q8T8 ランダムリード 394.232 MB/s
4K Q8T8 ランダムライト 243.282 MB/s
4K Q32T1 ランダムリード 187.095 MB/s
4K Q32T1 ランダムライト 230.178 MB/s
4K Q1T1 ランダムリード 10.175 MB/s
4K Q1T1 ランダムライト 41.707 MB/s
BBench
ディスプレイ輝度40%でバッテリー残量5%まで動作 13時間24分35秒

マウスコンピューター/m-Book-U400S