性能については、「PCMark 10 v1.0」「3DMark v2.8.6546」「CrystalDiskMark 6.0.2」の3つのベンチマークソフトと、キヤノンのRAW現像ソフトである「Digital Photo Professional 4」でテストしてみた。さらに、CPU統合型のIntel UHD グラフィックス 630とGeForce GTX 1050を切り替えて、どの程度グラフィックス性能に差が出るのかも比較してみた。
PCの総合性能を測れるPCMark 10では、第8世代CPUらしい性能の高さを発揮した結果となった。その第8世代の中でも本製品が搭載している「Core i7-8750H」は、メインストリームでハイエンドクラスのCPUであり、最高4.10GHzで動作する。
従来、このクラスで採用されていた「Core i7-7700HQ」は4コア/8スレッドなので、6コア/12スレッドと大幅に強化されたCore i7-8750Hは、パフォーマンスを求めるユーザーには力強い存在になることだろう。
PCMark 10 v1.0 | ||
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グラフィックス | GeForce GTX 1050 | UHD グラフィックス 630 |
PCMark 10 score | 4256 | 3914 |
Essentials | 7842 | 7803 |
Productivity | 6206 | 6449 |
Digital Content Creation | 4300 | 3234 |
グラフィックス性能についてはGeForce GTX 1050を搭載していることもあり、3D描画性能の指標になる3DMarkでは、かなりのスコアをたたき出す。
統合型のIntel UHD グラフィックス 630とでは4.2~5.8倍ほどの性能差が見られ、3Dゲームを高画質でプレイできる。また、写真や動画編集、3Dレンダリングなどデジタルコンテンツ制作の性能を計測できる、PCMarkの「Digital Content Creation」では33%ほどスコアが向上しており、よりクリエイター向きというのがわかる。
3DMark v2.8.6546 | ||
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グラフィックス | GeForce GTX 1050 | UHD グラフィックス 630 |
Time Spy | 1924 | 411 |
Fire Strike | 5754 | 999 |
Sky Diver | 17906 | 4289 |
CrystalDiskMark 6.0.2 | ||
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ストレージ | SSD | HDD |
Q32T1 シーケンシャルリード | 557.853 MB/s | 125.240 MB/s |
Q32T1 シーケンシャルライト | 466.803 MB/s | 126.424 MB/s |
4K Q8T8 ランダムリード | 377.730 MB/s | 1.267 MB/s |
4K Q8T8 ランダムライト | 293.605 MB/s | 1.452 MB/s |
4K Q32T1 ランダムリード | 187.768 MB/s | 1.239 MB/s |
4K Q32T1 ランダムライト | 171.810 MB/s | 1.512 MB/s |
4K Q1T1 ランダムリード | 33.031 MB/s | 0.513 MB/s |
4K Q1T1 ランダムライト | 62.095 MB/s | 1.489 MB/s |
クリエイター向けDAIVのメインとなる完成度の高いノートPC
15.6型サイズにCPUはCore i7-8750H、外部グラフィックスにGeForce GTX 1050を搭載した「DAIV-NG5510シリーズ」は、デジタルクリエイター向けであるDAIVシリーズのメインとなるノートPC。
パフォーマンスを求めた仕様でありながらスリムなボディに仕上げられており、複数の場所で作業をする人にとっては持ち運ぶ際の負担が少なくなる。拡張性の高さも特筆すべき部分であり、オプションでメモリは最大で32GB、ストレージは3基も搭載することが可能だ。
今回試用した「DAIV-NG5510S1-SH2」はSSDとHDDのハイブリッド構成なので、SSDのおかげで優れたレスポンスで作業ができ、さらにデータはHDDに保存できるので使い勝手もいい。
また、SSDはNVMe対応にもアップグレードできるので、さらなるパフォーマンスを追い求めることも可能。新型でコストに見合った高性能なノートPCを探している方は、要チェックの製品だ。
※ここで紹介した各パーツは、今回試用した機種のものです。出荷時にメーカー、型番などが変わる可能性もあります。ご了承ください。
標準スペック
メーカー | マウスコンピューター |
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型番 | DAIV-NG5510S1-SH2 |
ディスプレイ | 15.6型フルHDノングレア液晶(1,920×1,080) |
CPU | Intel Core i7-8750H |
メモリ | 8GB PC4-19200 DDR4 SODIMM |
M.2 SSD | 256GB |
HDD | 1TB |
チップセット | モバイル Intel HM370 チップセット |
光学ドライブ | - |
グラフィックス | NVIDIA GeForce GTX 1050 |
OS | Windows 10 Home 64ビット |
LAN | ギガビット(10/100/1000)LAN、 Intel Wireless-AC 9560 (最大1.73Gbps/802.11ac/a/b/g/n)無線LAN |
インタフェース | USB 3.0×3(Type-A/右側面×2、Type-C/背面×1)、 USB 2.0×1(左側面) |
サイズ | W360×D243.5×H20.3mm (折り畳み時/突起部含まず) |
重量 | 約2.1kg |
バッテリー駆動時間 | 約7.4時間 |
価格 | 164,800円(税別)~ |
上記スペックは、あくまで構成の一例だ。BTOを駆使して、ぜひ自分好みの一台を作ってみてほしい。
価格・構成については、2019/4/24(記事作成日)現在の情報です。最新情報についてはマウスコンピューターのサイトにてご確認ください。
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