ローコストが魅力の「SOLUTION-M0B6-i3-UH」だが、性能はどうだろうか。ベンチマークテストを通じて、実際の性能を確認してみよう。なお、テストした試用機では、メモリのみが標準の4GBではなく、8GBに増設済みだった。ディスプレイにはiiyamaブランドの「ProLite XU2290HS」をDVIで接続して、フルHDで表示している。

まずはCPU周りの性能を確認するため「GeekBench 4」を実行してみた。結果は、シングルコア性能で「4575」、マルチコア性能で「13596」だ。

  • クロック周波数の高さにより、上位クラスのCPUにも見劣りしない性能を発揮できている。メモリさえ潤沢に積んでおけば、Officeスイートでストレスを感じることはなさそうだ

    クロック周波数の高さにより、上位クラスのCPUにも見劣りしない性能を発揮できている。メモリさえ潤沢に積んでおけば、Officeスイートでストレスを感じることはなさそうだ

過去のテスト結果と比較すると、ノート用のCore i7-8665U(1.8GHz、4コア/8スレッド)が「4998/12059」、デスクトップ用のCore i5-8400(2.8GHz、6コア/6スレッド)が「4704/17240」、ゲーミング用のCore i7-9700K(3.6GHz、8コア/8スレッド)が「6080/28630」なので、デスクトップ用のCore i5シリーズやノート用のCore i7シリーズに匹敵する数値が出ている。

実際にはキャッシュ容量などでアプリ実行時の体感は変わってくるものの、基本的な処理能力は十分足りているといっていいだろう。