▶自分と会社で線引きが難しい環境を作っていないか?
――― 次の質問は仕事とプライベートに関わる部分での変化や悩みについて聞いたものです。
▶若手社会人の多くが悩む【時間の使い方】
・仕事中心の生活になり、プライベートでも業務のことを考えてしまう
・効率的に仕事ができず、残業時間のせいでプライベートが充実しない
・仕事の連絡が私用スマホにかかってくるため気が抜けない など
青木氏
時間の使い方で悩んでいるような気がします。
私の場合は、パソコンを見ない時間を作るようにしています。『仕事はこの時間帯にやると集中できる』、というのが自分でわかっているので、その前にリフレッシュする意味でも大切な時間です。
しかしプライベートでも使うデバイスをいつも持ち歩いているとそれができない。自分自身、あるいは会社も含めて難しい環境を作ってしまっているような気がしますね。
――― さらに残業時間に対するイメージ調査も行いました。
栗田氏
働き方改革というテーマに各企業が取り組んでおり、就業時間を守ろうとしています。
――― しかし、先程のデータだと、休み中に仕事連絡をしているという社会人も多く見受けられました。
栗田氏
たしかにこれまでの商習慣は残っており、時間外でもLINEで仕事とつながってしまう。もしかすると、残業と意識していないような場合でも、結果として以前より時間外に仕事をしてしまっているケースはあるのかもしれません。啓蒙が進んでいけばそういったケースは無くなるでしょうが、今はちょうどその転換期なのかもしれません。