高性能グラフィックス「Intel Iris Plus グラフィックス 650」の効果は?
最後に借用した「m-Book H571XN1-M2SH5」でパフォーマンスをチェックしてみよう。今回は「PCMark 8」「CINEBENCH R15」「CrystalDiskMark 5.2.2」でベンチマークを実施してみた。
PCMark 8 v2.7.613 | |
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Home Accelerated 3.0 | 4512 |
Creative Accelerated 3.0 | 5767 |
Work Accelerated 2.0 | 5265 |
CINEBENCH R15 | |
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OepnGL | 78.53 fps |
CPU | 406 cb |
CPU(Single Core) | 163 cb |
CrystalDiskMark 5.2.2(SSD) | |
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Q32T1 シーケンシャルリード | 548.171 MB/s |
Q32T1 シーケンシャルライト | 366.234 MB/s |
4K Q32TI ランダムリード | 311.333 MB/s |
4K Q32TI ランダムライト | 269.088 MB/s |
シーケンシャルリード | 489.720 MB/s |
シーケンシャルライト | 454.331 MB/s |
4K ランダムリード | 12.671 MB/s |
4K ランダムライト | 61.523 MB/s |
CrystalDiskMark 5.2.2(HDD) | |
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Q32T1 シーケンシャルリード | 123.573 MB/s |
Q32T1 シーケンシャルライト | 120.321 MB/s |
4K Q32TI ランダムリード | 1.371 MB/s |
4K Q32TI ランダムライト | 1.358 MB/s |
シーケンシャルリード | 123.100 MB/s |
シーケンシャルライト | 122.053 MB/s |
4K ランダムリード | 0.498 MB/s |
4K ランダムライト | 1.252 MB/s |
「m-Book H571XN1-M2SH5」のパフォーマンスは十分満足できるレベルだ。CPUにTDP(熱設計電力)28Wの「Core i7-7567U」を搭載しているだけに、TDP 15Wの「Core i7-7500U」搭載PCより「PCMark 8」のHome、Creativeで1000以上高いスコアを記録している。
また「CINEBENCH R15」のGPUスコアにも注目したい。内蔵グラフィックス搭載ノートPCとしては突出したスコアを記録している。実際、マウスコンピューターの製品公式サイトに掲載された「3DMark」のスコアを見てみると、「Core i7-7567U」搭載モデルは「Core i7-7500U」搭載モデルの2倍近いスコアを記録している。ゲームやクリエイティブ系アプリケーションを中心に利用するなら、このパフォーマンスの差は見逃せないはずだ。
「m-Book Hシリーズ」において、「Core i7-7567U」搭載機種と「Core i7-7500U」搭載機種の価格差は20,000円だ。CPUはあとから交換できないので、予算に余裕があるのであれば「Core i7-7567U」搭載モデルの購入を強くオススメしたい。
スリムなボディにハイパフォーマンスを搭載!
「m-Book Hシリーズ」の売りは、スリムなボディに高性能プロセッサを組み合わせられること。もちろん外部グラフィックスを搭載したモデルにパフォーマンスは及ばないが、そのぶんスリムなボディを実現しており、ACアダプタがなくても最大限のパフォーマンスを発揮できる。また、独自の電源管理ユーティリティを使った超省電力モード(※1)に設定することで、標準6.4時間のバッテリー駆動時間を最大で約7.2時間に引き延ばすことが可能。CPU内蔵グラフィックスの省電力性と、パフォーマンスのバランスがとれたモデルといえる。2 in 1 PCや薄型ノートPCのパフォーマンスでは物足りないという方にぜひオススメしたい一台だ。
※1 超省電力モードについての詳細はマウスコンピューターのWebページにてご確認ください
※ここで紹介した各パーツは、今回試用した機種のものです。出荷時にメーカー、型番などが変わる可能性もあります。ご了承ください。
標準スペック
メーカー | マウスコンピューター |
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型番 | m-Book H571XN1-M2SH5 |
ディスプレイ | 15.6型フルHDノングレア液晶(1920×1080) |
CPU | Intel Core i7-7567U |
メモリ | 32GB PC4-17000 DDR4 SO-DIMM |
M.2 SSD | 512GB SerialATAIII |
HDD | 1TB SerialATAII |
チップセット | - |
光学ドライブ | - |
グラフィックス | インテル Iris Plus グラフィックス 650 |
OS | Windows 10 Home 64ビット |
LAN | ギガビット(10/100/1000)LAN×1、 IEEE 802.11 ac/a/b/g/n対応無線LAN |
インタフェース | USB 3.0×2(左側面×2)、USB 2.0×1(右側面) |
サイズ | W379.5×D249.9×H21.0~23.3mm(折り畳み時) |
重量 | 約2.1kg |
バッテリー駆動時間 | 約6.4時間 |
価格 | 149,800円(税別) |
上記スペックは、あくまで構成の一例だ。BTOを駆使して、ぜひ自分好みの一台を作ってみてほしい。
価格・構成については、2017/9/15(記事作成日)現在の情報です。最新情報についてはマウスコンピューターのサイトにてご確認ください。
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