マウスコンピューターから、「Intel Iris Plus グラフィックス 650」内蔵の第7世代CPU「Intel Core i7-7567U」が選択可能な15.6型スリムノートPC「m-Book Hシリーズ」が発売された。本製品はデザイン性と機能性の両立をコンセプトに開発されたモデル。パームレストからキーボードベゼルまでを一体成型としつつ、最厚部で23.3mmという薄型ボディを実現している。今回マウスコンピューターから本製品を借用したので、詳細スペック、実際の使い勝手、気になるパフォーマンスについてレビューしていこう。
マウスコンピューター「m-Book Hシリーズ」エントリーモデルは84,800円~(税別) |
パッケージには本体、ACアダプタ、電源ケーブル、マニュアル類(製品仕様書、ファーストステップガイド、マウスコンピューターサポートマニュアル、保証書)が同梱されている |
上位モデルで約15万円という圧倒的コスパ!
今回借用したのは同シリーズの上位モデル「m-Book H571XN1-M2SH5」(149,800円【税別】)だ。本モデルは、プロセッサに高性能グラフィックス「Intel Iris Plus グラフィックス 650」を内蔵した、第7世代CPU「Intel Core i7-7567U(3.50/4.00GHz)」、ディスプレイに15.6型フルHDノングレア (1,920×1,080ドット、LEDバックライト)を採用。メモリは32GB(PC4-17000 DDR4 SO-DIMM)、ストレージは512GB SSD(M.2 SerialATAIII)と1TB HDD(SerialATAII、5400rpm)が搭載されている。これだけのスペックで14万円台なのだからコストパフォーマンスは圧倒的だ。
なお「m-Book Hシリーズ」にはCPU、メモリ、ストレージの組み合わせの異なる11モデルが用意されている。下は84,800円(税別)、上は149,800円(税別)と予算に応じて最適なマシンを選べる。もちろんどのモデルを購入する場合でも自由にカスタマイズ可能で、SSDは最大1TB、HDDは最大2TBの容量を選択可能だ。細かいラインナップは下記の表を確認してみて欲しい。
m-Book H シリーズのラインナップ | ||||
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型番(価格:税別) | プロセッサ | メモリ | ストレージ | グラフィックス |
m-Book H550BN1 (84,800円) |
Core i5-7200U | 8GB | 500GB HDD | Inetl HD グラフィックス 620 |
m-Book H550BN1-S2 (89,800円) |
240GB SSD | |||
m-Book H550SN1-SH (89,800円) |
128GB SSD 1TB HDD |
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m-Book H550SN1-SH2 (99,800円) |
256GB M.2 SSD 1TB HDD |
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m-Book H570BN1 (94,800円) |
Core i7-7500U | 500GB HDD | ||
m-Book H570BN1-S2 (99,800円) |
240GB SSD | |||
m-Book H570SN1-SH2 (109,800円) |
256GB M.2 SSD 1TB HDD |
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m-Book H571BN1 (114,800円) |
Core i7-7567U | 500GB HDD | Inetl Iris Plus グラフィックス 650 |
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m-Book H571BN1-S2 (119,800円) |
240GB SSD | |||
m-Book H571SN1-SH2 (129,800円) |
16GB | 256GB M.2 SSD 1TB HDD |
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m-Book H571XN1-M2SH5 (149,800円) |
32GB | 512GB M.2 SSD 1TB HDD |
本製品のサイズはW379.5×D249.9×H21.0~23.3mm、重量は約2.1kg。しかし、編集部での実測重量は、カタログ値より127g軽い1973gという値が出た。カタログに掲載される公式重量は必ず達成できる値が掲載されているものだが、マウスコンピューター製品の公式重量はマージンをかなり大きく確保しているようだ。もちろんユーザーの立場からは、実際の重量が軽いぶんには大歓迎だ。
ACアダプタと電源ケーブルの合計重量は実測261g。もしACアダプタを持ち歩くなら、ACアダプタ用直結プラグなどを利用して、電源ケーブルぶんの重量を減らすといいだろう |
ACアダプタの仕様は入力100-240V、出力19V/3.42A、容量65W。製品保証は国内仕様となるが、仕様上は変圧器が不要なので世界各地で利用できる |
薄型ノートPCとして標準的なインタフェースを用意
インタフェースは、USB 3.0×2(左側面)、USB 2.0×1(右側面)、HDMI端子、SDメモリーカードスロット、ギガビットイーサネット、ステレオヘッドホン/マイクコンボジャックを用意している。薄型ノートPCとしては標準的な仕様だ。ちなみにUSB 2.0ポートは、USB 3.0ポートでは動作しない一部のUSB 2.0デバイスとの互換性を確保するために用意されている。
前面右側にはバッテリーランプが配置されている。充電中はオレンジ色に点灯、フル充電時は消灯、バッテリー容量が少ないときはオレンジ色に点滅する |
本体背面。ディスプレイは軽い力で開閉できるが、大型ヒンジでしっかりと固定されている。本体を多少強めに揺すっても、ディスプレイが大きく倒れてしまうことはない |