話題の「AMD Ryzen」がゲーミングPCに! これなら買える8コア16スレッドCPUのハイエンド機

3D系ベンチマークで見るRyzen 7 1800XとGeForce GTX 1080

ここからは「LEVEL-R0X3-R8X-VNR」の3Dアプリでの性能をチェックしていきたい。Futuremarkの「3DMark」では、期待通りの高性能を見せてくれた。4コアCPUに比べてPhysics scoreが大きく上昇、Graphics scoreも安定して高い数値を見せており、3Dアプリの利用時にも本機は高い性能を発揮しそうだ。

3Dゲームのベンチマークはどれくらい動く?

続いて、3Dゲームのベンチマークテストを試そう。始めに人気アクションゲームの最新作「Rise of the Tomb Raider」のベンチマークを実行。設定は"最高"、DirectX 12有効、アンチエイリアスなしだ。3,840×2,160ドットでこそ苦しさを見せるものの、2,560×1,440ドット以下では余裕で遊べるスコアを達成した。

「ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド ベンチマーク」は、DirectX 11、最高品質でテスト。3,840×2,160ドットでは"とても快適"だが、"非常に快適"となる7000に迫るスコアをたたき出している。それ以下の解像度はもちろん余裕で"非常に快適"だ。

「ドラゴンクエストX ベンチマークソフト Ver.1.4k」はもともと軽めのタイトルであるため、最高品質でも評価は余裕で"すごく快適"だ。3,840×2,160ドットでもまったく重さを感じることなくプレイが可能だろう。

最後に、今話題のVR(ヴァーチャル・リアリティ)システムへの対応状況を「SteamVR Performance Test」で調べてみよう。Ryzen 7 1800XとGeForce GTX 1080を搭載した本機は、平均忠実度"11"、"非常に高い"という結果で、当然余裕の"VR レディ"。HTC Viveを始めとしたVRシステムにも、余裕で対応できそうだ。

8コア16スレッドが強力!　対応が進めばさらに性能向上も見込めるゲーミングPC

AMD Ryzen 7 1800XとNVIDIA GeForce GTX 1080を搭載した「LEVEL-R0X3-R8X-VNR」の実力は、ベンチマークでも明らかといえる。とくにAMD Ryzen 7 1800Xの高いCPU処理能力は現状でも高い性能を発揮しているうえ、今後ゲームの最適化が進めばさらに向上が見込める。価格こそ20万円の大台を超える209,980円(税別)に設定されているが、8コア16スレッドCPUとハイエンドGPUを搭載したゲーミングPCはこれまで、こんな価格ではとても購入できなかった。将来を見据えたゲーム環境のベースとしては、現状トップクラスの選択肢となるだろう。

また、マルチコアを活用する用途にも「LEVEL-R0X3-R8X-VNR」は好適だ。特に高解像度動画や、高画素写真、ハイレゾ音源の編集にはもってこいのPCとなるだろう。マルチメディア用途において、動作のもたつきがないPCをお探しのクリエイターなどにも薦められる製品に仕上がっている。

なお、本機に搭載されたCPUクーラー「Wraith MAX RGB」、マザーボード「ASUS PRIME X370-PRO」、グラフィックスカード「NVIDIA GeForce GTX 1080」には、いずれもLEDが内蔵されており、動作時にはさまざまな光による演出が楽しめる。もし本機を購入したなら、一度左側面のパネルを開けて、その様子を眺めるのも一興だ。

※ここで紹介した各パーツは、今回試用した機種のものです。出荷時にメーカー、型番などが変わる可能性もあります。ご了承ください。

標準スペック

メーカー	ユニットコム
型番	LEVEL-R0X3-R8X-VNR
CPU	AMD Ryzen 7 1800X
メモリ	8GB DDR4-2400 DIMM(PC4-19200)
SSD	240GB
HDD	1TB
チップセット	AMD X370
光学ドライブ	DVDスーパーマルチドライブ
グラフィックス	NVIDIA GeForce GTX 1080
OS	Windows 10 Home 64ビット
LAN	ギガビットLAN
インタフェース	USB 3.0×6(上面×1、背面×5)、USB 3.0 Type-C×1(背面×1)、USB 3.1×2(背面×2)、USB 2.0×2(上面×2)
サイズ	約W190×D477×H432mm(※最大突起物除く)
ディスプレイ	－
価格	209,980円(税別)

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