"Skylake"世代のCore i7と"Pascal"世代のGTX 1060(3GB)

それでは、「MASTERPIECE i1610SA1」のスペックを確認しつつ、その性能をチェックしていきたい。本機に搭載されているパーツは、まさに2016年度のゲーミングPCミドルレンジの鉄板構成といっていいだろう。CPUには、"Skylake"世代のインテル「Core i7-6700K」を採用。4コア8スレッドで動作し、定格4.0GHz、ターボ・ブースト機能利用時4.2GHzという高いクロックを実現している。メモリはDDR4-2133の8GBを2枚、計16GBを搭載。最新ゲームをプレイする際にも、メモリ不足を感じることはないだろう。

CPU-Zで確認した、インテルの4コア8スレッドCPU「Core i7-6700K」。定格でも4.0GHzまでクロックが伸びる

DDR4-2133の8GBモジュールを2枚、計16GBのメモリを標準で搭載。余裕を持って最新ゲームを遊べる

グラフィックスカードは、NVIDIAの"Pascal"世代ミドルレンジモデル「GeForce GTX 1060 (3GB)」を採用。ゲーミング環境の定番解像度であるフルHD(1920×1080ドット)において、高い性能を発揮してくれそうだ。

GPU-Zで確認した、NVIDIAの「GeForce GTX 1060 (3GB)」。GTX 1060 (6GB)をより購入しやすくしたモデルだ

リファレンスモデルに準拠した外排気型クーラーを搭載した「GeForce GTX 1060 (3GB)」。出力端子としてDVI-D、HDMI、DisplayPort×3を備える

ストレージは、480GB SSDと3TB HDDのデュアルドライブ。CrystalDiskMarkにて2台の速度を見てみると、SSDの圧倒的な速度がわかる。高速なSSDと大容量のHDDの組み合わせは、ゲームのインストールやOS立ち上げの高速化とゲームデータやプレイ動画などの大容量メディアファイルの保存を両立できる構成といえるだろう。

CrystalDiskMark 5.2.0で確認した480GB SSDの速度

CrystalDiskMark 5.2.0で確認した3TB HDDの速度

「MASTERPIECE i1610SA1」の基本性能をチェック

それではまず、総合的なベンチマークで「MASTERPIECE i1610SA1」の基本性能を測っていこう。「WIN SCORE SHARE」でWindows 10のエクスペリエンス インデックス スコアを確認すると、プロセッサとメモリが"8.5"、グラフィックスが"8.6"と、高レベルでバランスのとれたスコアが確認できる。プライマリディスクのスコアも"8.2"で、ゲームの読み込みも高速に行えそうだ。

「WIN SCORE SHARE」にて計測したWindows 10のエクスペリエンス インデックス スコア

PCの総合的な性能を測るFuturemarkの定番ベンチ「PCMark 8」Home accelerated 3.0では、"4400"というスコアをマーク。Webブラウジングや簡単な写真編集などの日常用途において、不満を感じることはなさそうだ。

「PCMark 8」Home accelerated 3.0のベンチマーク結果

「3DMark」では「Fire Strike」が"10615"と、1万を超える高いスコアを実現した。「Fire Strike Extreme」でも"5566"と健闘している。「Fire Strike Ultra」ではスコアを下げてしまうが、現状の定番解像度であるフルHDであれば、快適な動作が期待できそうだ。DirectX 12に対応した「Time Spy」のスコアは"3925"。少々苦しいが、健闘しているといっていい数値だろう。

「3DMark」Fire Strikeのベンチマーク結果

「3DMark」Fire Strike Extremeのベンチマーク結果

「3DMark」Fire Strike Ultraのベンチマーク結果

「3DMark」Time Spyのベンチマーク結果