「MASTERPIECE i1610SA1」の内部構造をチェック

ケース左右側面のパネルは非常に肉厚で、これだけでかなりの重さがあり、共振の心配は皆無だ。左側面のパネルを外すと、広々とした内部空間が確認できる。ケーブルは裏配線が行われており、エアフローを妨げることもないだろう。

左側面のスチールパネルを外したところ。ケーブルが裏配線された、非常に余裕のある内部空間を確認できる

内部背面側にはマザーボードを搭載。インテル Z170 Expressチップセットが採用されており、拡張スロットはPCI-Express ×16形状が2基、PCI-Express ×1形状が4基となる。内部フロント側はストレージを搭載できるスペースで、試用機ではSSDが搭載されていた。なお、フロントパネルの設計からもわかるとおり、前面に通気口やファン取り付けスペースは用意されていない。また、拡張スロットの横には、拡張カードを支える金具を装備。重量級のグラフィックスカードなどを支え、重みによってたわんでしまうといったトラブルを防いでくれる。

搭載されているZ170 Expressチップセット採用マザーボード。拡張スロットはすべてPCI-Expressで構成されている

前面側はストレージ用スペースとなっており、専用のトレイを介して2.5インチのSATA SSDが取り付けられている

CPU周辺の様子。12cmのリアファンが取り付けられており、ケース内の熱を外部に排気する役割を担っている

重量のある拡張カードを支えるための金具を備えており、カードの重さによるたわみなどを防止できる

電源専用エリアの存在によって裏配線もラクラク

右側面のパネルを外すと、裏配線されたケーブルを確認できる。こちらには3.5インチのHDDや薄型DVDスーパーマルチドライブなどが搭載されている。電源ケーブルは専用スペースにまとめられているため、裏配線にも余裕がある。

右側面のスチールパネルを外したところ。裏配線されたケーブルや電源ユニットが確認できる

右側面パネルの内部に取り付けられたHDDとDVDスーパーマルチドライブ。こちらも専用トレイを介して取り付けられている

電源専用エリアの様子。電源前のスペースにケーブルがまとめられている。ケース中央をタテに走るハニカム構造の金属板には、ファンの取り付けも可能

左右側面のスチール製サイドパネル上部、電源専用エリアにあたる部分には通気口を用意。六角形の加工が施されており、デザイン上のアクセントになっている。また、ケースと接触する箇所には防振シートが貼付されているのがわかる。なお、左側面のパネルは、BTOオプションにて強化ガラス製のものに変更することも可能だ。

サイドパネル裏側の様子。設計は左右とも同一だ。裏側を見ると、ケースとの接触部に防振シートが貼られているのがわかる

サイドパネル上部の通気口を拡大したところ。なお、固定用のねじは背面側ではなく側面側に存在する