映画級のド派手アクションやサスペンスをお茶の間で楽しめる!Marvel作品

『Marvel デアデビル』

Netflixは、映画『アベンジャーズ』『X-MEN』『スパイダーマン』などを生み出したMarvelとタッグを組み、目下、Marvelのオリジナルドラマシリーズを次々と展開している。最初に観ていただきたいのが、『Marvel デアデビル』。舞台は、ニューヨークのヘルズ・キッチン。主人公マット・マードックは、昼は紳士的な弁護士、夜は覆面のヒーロー“デアデビル”となり、法で裁けない巨悪に裁きを与えていく。幼い頃の事故で盲目となったマットは、洞察力に優れ、些細な物音を察知して敵を出し抜いたり、心音から人の嘘を見抜いたりすることが出来る超人的能力の持ち主。かつて、ベン・アフレック主演でも映画化された“デアデビル”だが、本作ではハードな肉弾戦アクションだけでなく、デアデビルがヒーローになるきっかけとなった父親の悲劇的な死や正義のために戦う苦悩など、ドラマならではの濃密な人間模様が魅力となっている。

『Marvel ジェシカ・ジョーンズ』

『デアデビル』の次に観ていただきたいのが、『Marvel ジェシカ・ジョーンズ』。主人公はニューヨークの安アパートに事務所を構える私立探偵ジェシカ・ジョーンズ。浮気調査や行方不明者の捜索などの仕事を手際よく片付ける彼女だが、その正体は超人的な腕力と跳躍力を持つ元スーパーヒーロー。宿敵ギルグレイヴに洗脳され、犯罪の手助けをしてしまったことを恥じ、世間から身を隠して暮らしている。そんなジェシカの前に再びキルグレイヴが出現。彼女は自身の心の傷と向き合い、宿敵と戦うことを決意する。Marvel作品と言えば、タフでマッチョなヒーローたちが世界を救うために活躍するイメージを思い浮かべるが、ジェシカは自身のトラウマと必死に戦いながら、探偵として身近なトラブルを解決していく等身大の女性。もちろん、車や大男を投げ飛ばしたり、高い塀を乗り越えたりすることも出来るが、それはメインの見せ場ではなく、特殊なパワーを誇示することはない。本作の一番の魅力は、スーパーヒーローの心の葛藤が描かれているところ。観る者は、彼女の特殊なパワーではなく、その苦しみに共感し、感情移入してしまうのだ。

『Marvel ルーク・ケイジ』

続いて紹介する『Marvel ルーク・ケイジ』は、『ジェシカ・ジョーンズ』にジェシカの恋人としても登場するキャラクター。ハリウッド・スター、ニコラス・ケイジの芸名の元ネタとしても知られる名物キャラで、原作のイメージにぴったり合ったマイク・コルターが主役に抜擢されている。本作では、冤罪で刑務所に収容され、科学実験により超人的な力を得て脱獄したルークが雇われヒーローとして、戦う姿を描いている。これらのドラマの世界観は、Marvel・シネマティック・ユニバース(Marvelに登場するキャラクターたちが共有する架空の世界)で統一。2017年に、それぞれのドラマのヒーローたちが結集する『Marvel ディフェンダーズ』の配信も決まっているため、NetflixオリジナルのMarvel作品は、リリース順に観ていくのがお薦めだ。ぜひ独特の世界観に酔いしれて欲しい。

⇒世界中で愛されたあの家族が新メンバーを加えて復活!『フラーハウス』

⇒1話あたりの製作費約1,000万ドル!アカデミー賞コンビが手掛けた『ゲットダウン』

その他、注目作品

『火花』

お笑い芸人・ピース又吉直樹の著書「火花」が初の映像化。売れない芸人の先輩・後輩の日常と絆を描いたこの物語は、単なる“お笑い芸人の物語”でなく、成功を夢見る若者が、現実と夢の狭間で苦しみながらも、自分らしく生きる様を描く二人の若者の青春物語だ。(C)2016YDクリエイション

『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』

諫山創による大人気コミックの実写映画化。百年以上前、突如現れた巨人たちに人類の大半は喰われ、文明は崩壊した。この巨人大戦を生き残った者たちは、巨大な壁を三重に築き、内側で生活圏を確保して平和を保っていた……。(C)諫山創/講談社


『マッドマックス 怒りのデスロード』

CGを排除した、リアル・アクションが売りの同作。石油も、そして水も尽きかけた世界。主人公は、愛する家族を奪われ、本能だけで生きながらえている元・警官マックス(トム・ハーディ)。資源を独占し、恐怖と暴力で民衆を支配するジョーの軍団に捕われたマックスは、反逆を企てるジョーの右腕フュリオサ(シャーリーズ・セロン)らと共に、自由への逃走を開始する。(C)Warner Bros. Entertainment Inc.