パソコン工房が展開するゲーミングブランド「LEVEL∞(インフィニティ)」は、遊びたいPCゲームに合わせて、エントリーからハイエンドクラスまで自由に選べるBTO-PCブランドだ。その中でもいま人気が高いシリーズが、コンパクトな「C-Class」。このたび、この「C-Class」のケースがリニューアルされた。さっそくその新デザインを確認していきたい。
エアベントデザインを採用したミニマムなゲーミングPC
「C-Class」は、mini-ITXサイズのマザーボードを利用し、コンパクトなゲーミングPCを実現した「LEVEL∞」の人気シリーズだ。そのサイズはW178×D388×H296mm。以前は、ケース前面に通気口が存在しないフラットなフロントパネルデザインだったが、11月半ばにリニューアルが行われた。この新ケースを採用したのが、今回ご紹介する「Lev-C117-LCi7-RNJS」だ。
新ケースの特徴は、フロントパネルにエアベントを搭載したことにある。ゲーミングPCは、CPUとグラフィックスカードを効率よく冷却することが欠かせない。今回、エアベントを搭載したことでエアフローが向上し、「C-Class」シリーズはより安定した動作が可能となった。同時に、ゲーミングPCらしい機能的で遊び心のあるデザインに仕上がっている。エアベント内部に設置されるファンは、BTOカスタマイズでレッド、グリーン、ブルーの3色から選択可能だ。
このエアベントは円形のカバーを回すことで自由に取り外しも可能。エアベントの3Dプリンターデータは一般公開されているため、自由に設計することもできる。11月には3Dプリントデザインコンテストも開催され、アーティスティックなデザインを楽しむことができた(『100作を超える斬新なカスタムパーツが集結! - 「LEVEL∞ AIR VENT HACK DESIGN CONTEST」結果発表』参照)。
「Lev-C117-LCi7-RNJS」の新型ケースが備えるギミック
それでは、「Lev-C117-LCi7-RNJS」のディテールを詳しく見ていくことにしよう。電源ボタンや前面インタフェースは、フロントパネルの右側面に用意。間違って押してしまう心配が少ない。構成は、USB 3.0×2、ヘッドフォン出力、マイク入力となる。
シルバーのデザインが施された天板は、リア側にスライドさせることが可能。フロントパネルを含め、本機に5インチベイは存在していないが、このわずかな空間に薄型光学ドライブを搭載することができる。昨今では光学ドライブの利用頻度は減少傾向にあるが、必要な方はBTOカスタマイズから追加しよう。底面にもエアホールが設けられており、簡単に着脱できる防じんフィルタでホコリの混入を防いでいる。
リアパネルのI/O構成は、HDオーディオ、USB 3.1×2、USB 2.0×2、USB 3.0×2、ギガビットLANとなる。このほか、CPU内蔵グラフィックス出力用としてDVI、DisplayPort、HDMIを搭載するが、映像出力用には別途グラフィックスカードが搭載されているため、端子はカバーで覆われている。端子の配置が少々特殊だが、USB 3.1などの最新端子が採用されている点がうれしい。