11月25日、ツクモのBTO-PCブランド「eX.computer」からノートPCの新モデルが登場した。15.6型のフルHD液晶ディスプレイにCore i5とSSDを搭載する、バランスのとれたスタンダード機だ。ホーム&オフィス用途として過不足ない構成ながら、価格を6万円台(税別)に抑えた「eX.computer note N1501K-520/T」をチェックしていこう。

6万円台(税別)から購入できるスタンダードノート「eX.computer note N1501K-520/T」

シンプルなデザインにDVDスーパーマルチドライブを搭載

「N1501K-520/T」は、1920×1080ドットの15.6型ノングレア液晶ディスプレイを備えた、Windows 10のスタンダードノートPCだ。通常のBTO-PCとは異なる完成品モデルとして展開されているため、BTOカスタマイズには対応していないことをチェックしておこう。グレーを基調とした天板はシンプルで、ロゴすら入っていない。また、昨今では採用が減ってきているDVDスーパーマルチドライブを搭載しているのが魅力だ。

非常にシンプルなメタリックグレーの天板。ロゴすら存在しないため、ビジネスシーンには最適だ

底面はシンプルなブラックの樹脂製。梨地加工によって滑りにくくなっている

年々光学ドライブ非搭載モデルが増えている中、DVDスーパーマルチドライブを装備

CPU/GPU/ストレージが織りなすバランスの良いスペック

CPUには、性能とコストのバランスが良いIntelの「Core i5-6200U」を採用。Skylake-U世代のこのCPUは、2コア4スレッドで動作し、定格動作クロックは2.3GHz。ターボ・ブースト機能利用時には最大2.8GHzまでクロックが上昇する。メモリはDDR3L-1600 4GBを2枚、計8GBを備えるので、一般的な用途では増設を迫られることもなく、このまま使用できるだろう。GPUは、CPU内蔵グラフィックスである「Intel HD Graphics 520」が利用される。

CPUには、コストパフォーマンスに優れたIntel Core i5-6200Uを搭載

CPUに内蔵されたIntel HD Graphics 520によってグラフィックス処理が行われる

さらに、ストレージに標準でSanDisk製の240GB SSDを採用していることも特徴の一つといえるだろう。搭載されるSSDはタイミングによって変わるかもしれないが、本機に搭載されていたのは、SANDISK SSD PLUS。最近では数が減ってきたMLCタイプのSSDだ。急激に進むTLCへの切り替え前にノートPCをゲットしておきたい人にはうれしいポイントだ。消費電力や衝撃を抑えながら、HDD搭載ノートPCで感じるようなもたつきを気にすることなく使用できる。

搭載されたSanDisk製SSD「SDSSDA-240G」の速度をCrystalDiskMarkで確認

バッテリーは着脱式で、交換にも対応可能。CPU内蔵グラフィックスを利用しているため消費電力は低く、そのぶんACアダプタもW8.9×H2.6×D3.5cmほどと非常に小型だ。本体と一緒に持ち運んでも、苦になることはないだろう。

バッテリーは着脱式となっており、取り外しが行える

W8.9×H2.6×D3.5cmほどの持ち歩きやすい小型ACアダプタ