クリエイター視点で作られたDAIVオリジナルケース
DAIVのデスクトップモデルといえば、オリジナルケースが魅力の一つ。本体の持ち運びを考慮し、ケース前面の天地に全重量をしっかりと支えるハンドルを搭載した、クリエイター視点で作られたケースだ。BTOカスタマイズでボールベアリングを採用したキャスターを取り付ければ、スタジオ内での素早い移動にも対応できる。電源は重心が安定するボトム配置だ。
フロントパネル上部には電源スイッチ、USB 3.0×2、ヘッドフォン出力、マイク入力を搭載。電源スイッチには、右にひねることでON/OFFを行う珍しい機構を採用しており、間違って電源ボタンを操作してしまう心配は少ない。なおこのスイッチは、自動車のエンジンを始動させるイメージで開発されたという。
フロントパネルには、簡単に着脱できる2つのカバーが取り付けられている。上部カバーを取り外すと、5インチベイ×3と3.5インチベイ×1が出現。取り外した上部カバーは、下部カバーに重ね合わせるように取り付けておける。下部カバーの内部には、取り外し可能な防塵フィルターを備えた通気口とファンが見える。本体の冷却性能を保つためにも、こまめにフィルターの掃除を行いたい。
上部のカバーは下部カバーに重ね合わせるように取り付けられる。紛失防止にもなるアイデアだ |
下部カバー内部には、防塵フィルターが取り付けられた通気口とファンが確認できる。上下カバーのエアホール位置はピッタリと重なる |
X99 Expressチップセットを採用したマザーボード
本体左側面のパネルには、グラフィックスカードの冷却を助けるエアホールが設けられており、電源投入時には光る"GEFORCE GTX"ロゴが映える。パネルを外して内部を見ると、しっかりと各種ケーブルが束ねられた様子が気持ちいい。マザーボードにはIntel X99 Expressチップセットが採用されており、メモリを最大8枚搭載できる。拡張スロットはPCI-Express x16が2基、PCI-Express x1が2基となり、フルスペックでのSLI構成に対応するのが特徴だ。
10コア20スレッドのCPUを冷却するために、CPUクーラーにはサイドフロー型を採用。発熱をしっかりと抑えてくれる。バックパネルのI/O端子は、PS/2ポート、USB 2.0×2、USB 3.0×8、ギガビットLAN、光デジタル出力搭載HDオーディオ端子という構成。目新しい端子こそないものの、これだけの拡張性があれば、端子不足に陥ることはなさそうだ。