ここからは、GeForce GTX 1050に主眼を置いたベンチマークを計測していきたい。まずは定番のFuturemark「3DMark」だが、Fire Strikeにおけるグラフィックステストでは"5697"と、なかなかのスコアが確認できる。より高い解像度でのテストとなるExtreme、Ultraは正直なところ厳しいものの、ゲーム内設定や解像度などを調整することで3Dゲームもしっかりと遊ぶことができそうだ。
なお、ワットチェッカーでベンチマーク中の消費電力を測定したところ、Time Spy実行時の最大消費電力は99W、Windows 10のアイドル時最低消費電力は、23Wという結果となった。これはGTX 950と比べても大幅に低く、GTX 750 Tiと同程度だ。ワットパフォーマンス(※)は非常に良好といえるだろう。
※ワット当たりの性能、良好なほど電力効率に優れる。
3Dゲームのベンチマークで見るGTX 1050の性能
実際の3Dゲームのベンチマークテストでは、どのような結果が出るだろうか。DirectX 12が選択できるアクションゲーム「Rise of the Tomb Raider」のベンチマークでは、設定を"DirectX 12"、アンチエイリアスなし、画質"中"で測定したが、1920×1080ドットではあと一歩60FPSに及ばなかった。フルHDで遊ぶにはさらに一段階設定を下げる必要がありそうだ。1280×720ドットでは設定"高"でも60FPSを超えることができるので、自分が重視する要素に応じていろいろな設定を試すといいだろう。
国産MMOのベンチマークでは、しっかりとした結果が確認できた。「ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド ベンチマーク」を、DirectX 11、最高品質に設定して計測した結果は、1920×1080ドットで"とても快適"。とはいえ、あと一歩で"非常に快適"に届くスコアなので、十分、快適なプレイが可能だろう。
「ドラゴンクエストX ベンチマークソフト Ver.1.4k」は、最高品質で計測。負荷が軽めのタイトルとはいえ、1920×1080ドットでも"すごく快適"評価を得ることが可能だ。軽めの3DゲームやMOBAタイトルなどであれば、余裕を持って動作させることができそうだ。
"コスパ"も"ワッパ"も良好なウェルバランスデスクトップ
「LM-iG430BN2-SH2」は、Core i5-6400、メモリ 8GB、SSD 240GBとHDD 1TBに、GeForce GTX 1050を搭載しながらも8万円台(税別)で購入できるスタンダードなデスクトップPCだ。BTOで21.5型ディスプレイ「iiyama ProLite E2282HD」を同時購入しても税別10万円以内で済む。
最大の特徴は、優れたコストパフォーマンスとワットパフォーマンスにあるだろう。安価なPCにありがちな3Dグラフィックス処理能力への不満やストレージの遅さがなく、それでいて消費電力も少ない。家庭でもオフィスでも、価格や性能に不満を感じることなく導入できる、ウェルバランスなPCに仕上がっている。価格性能比に優れる「LM-iG430BN2-SH2」は、汎用マシンとして用意するも良し、初心者への最初のパソコンとして購入するも良しな一台といっていいだろう。
※ここで紹介した各パーツは、今回試用した機種のものです。出荷時にメーカー、型番などが変わる可能性もあります。ご了承ください。
標準スペック
メーカー | マウスコンピューター |
---|---|
型番 | LM-iG430BN2-SH2 |
CPU | インテル Core i5-6400 |
メモリ | 8GB PC4-17000 DDR4 |
SSD | 240GB Serial ATAIII |
HDD | 1TB SerialATA III |
チップセット | インテル H110 Express |
光学ドライブ | - |
グラフィックス | NVIDIA GeForce GTX 1050 |
OS | Windows 10 Home 64ビット |
LAN | ギガビット(10/100/1000)LAN |
インタフェース | USB 3.0×2(背面×2)、USB 2.0×4(前面×2、背面×2) |
サイズ | W170×D403×H360mm |
ディスプレイ | - |
価格 | 84,800円(税別) |
上記スペックは、あくまで構成の一例だ。BTOを駆使して、ぜひ自分好みの一台を作ってみてほしい。
価格・構成については、2016/12/5(記事作成日)現在の情報です。最新情報についてはマウスコンピューターのサイトにてご確認ください。
(マイナビニュース広告企画:提供 マウスコンピューター)
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