マウスコンピューターは、近年「期待を超えるコンピューター」というスローガンのもと、挑戦的なモデルを多数発表している。ゲーミングPCブランド「G-Tune」から発売されたダブル水冷モデル「NEXTGEAR i650PA7-SP3-DL」もそのうちの1台といえる。「クイックコネクト」を採用し、一台のラジエーターでCPUとGPUを冷却する本機の機構を詳しく見ていきたいと思う。
PCゲーマー垂涎のハイスペックパーツを搭載
「NEXTGEAR i650PA7-SP3-DL」は、ミドルタワーPC「NEXTGEAR」シリーズの筐体に、水冷ユニットを組み込んだゲーミングPCだ。その冷却性能を活かすべく、CPUやグラフィックスカードにはハイエンドクラスのパーツを搭載している。まずは本機のスペックについてチェックしよう。
CPUには"Skylake"世代の「Intel Core i7-6700K」を採用しており、定格クロック4.0GHz、ターボ・ブースト時には4.2GHzという高いクロックで動作する。グラフィックスカードには、"Pascal"世代の「NVIDIA GeForce GTX 1080」を装備。アーキテクチャが変わり、Maxwell世代と比べて動作クロックなどが引き上げられたため、パフォーマンスも大きく向上している。
CPU-Zにて確認した「インテル Core i7-6700K」。ターボ・ブースト機能利用時には4.20GHzまで動作クロックが上がる |
GPU-Zにて確認した「NVIDIA GeForce GTX 1080」。動作クロックはリファレンスに準拠だ |
メモリはDDR4-2133で、標準の容量は8GB×2枚の計16GB。ワンチップ当たりの容量が増加しているためか、チップが搭載されているのは片面のみだ。ストレージは2台構成となり、システムドライブに240GB SSD、データドライブに2TB HDDが搭載される。アプリ用とデータ用として、うまく使い分けたい。