それでは、各種ベンチマークテストで「LITTLEGEAR i310SA5」の実力をチェックしよう。「WIN SCORE SHARE」で確認したWindows 10のエクスペリエンス インデックス スコアは、いずれの項目も余裕で"8"を超え、非常にバランスがいい。注目のグラフィックスのスコアは"8.6"と特に高く、「GeForce GTX 1060」の地力が見える結果となった。
「CINEBENCH R15」では、CPUの安定した処理能力が確認できる。CPUの値は"807 cb"で、Single Coreのスコアは"170 cb"。MP Ratioは"4.75x"と、Skylakeの優秀さがよくわかる結果となっている。
「CINEBENCH R15」のベンチマーク結果 |
Futuremarkの「PCMark 8」でも、ボトルネックの見当たらない本機の性能を確認できる。Home accelerated 3.0では"4392"というスコアを実現しており、ゲーム以外でも快適な動作が期待できそうだ。「3DMark」の「Fire Strike」3種類では、「GeForce GTX 1060」が本領を発揮する。「Fire Strike」は、"10617"で、「Fire Strike Extreme」も"5611"と見事なスコアを見せてくれる。「Fire Strike Ultra」になると"2908"とさすがに苦しさも見えるが、その性能はまさに"ハイエンドに匹敵"するものだ。
「GeForce GTX 1060」のパフォーマンスを3Dゲームベンチで確認
最後に、3Dゲームのベンチマークテストでパフォーマンスをチェックしたい。まずは、DirectX 12にも対応した、人気サバイバルアクションゲームの最新作「Rise of the Tomb Raider」だ。こちらは、ゲーム内から試すことができるベンチマークでテストを行った。設定は、DirectX 12を有効にし、アンチエイリアスをOFF、規定プロファイルを"最高"とした。最新のグラフィックス技術が駆使されたタイトルながらも、1920×1080ドットでは総合スコア"72.58 FPS"を達成。2560×1440ドットでも"49.18 FPS"と健闘を見せる。3840×2160ドットでは"26.04 FPS"と限界が見えるものの、4K解像度はGTX 1080でも負荷が高いため、仕方のない結果だ。
国産MMO RPGの人気タイトル「ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド ベンチマーク」では、DirectX 11、最高品質という設定でテストを行った。2560×1440ドットまでは"非常に快適"を実現することができ、高解像度でも安定した動きを見せてくれる。3840×2160ドットでは"快適"までスコアを落とすが十分にプレイ可能。より快適にプレイしたい場合は、ゲーミングディスプレイなどが充実している2560×1440ドットまでの解像度で楽しむのが正解といえるだろう。
「ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド ベンチマーク」DirectX 11/最高品質、1920×1080ドットのスコア |
「ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド ベンチマーク」の結果 |
30周年記念イベントが多数開催されている「ドラゴンクエスト」シリーズのオンラインタイトル「ドラゴンクエストX ベンチマークソフト Ver.1.4k」は、3840×2160ドットでも余裕の"すごく快適"評価だ。もともとスペックがあまり高くなくても動作するタイトルだが、このスコアは立派。4Kディスプレイをお持ちの方は、ぜひ細かなディテールの違いを確認してみてほしい。
ハイエンドに迫るミドルレンジ・コンパクトゲーミングPC
「GeForce GTX 1060」は、これまでのGPUラインナップをひっくり返すパフォーマンスを備えたミドルレンジGPUだ。前世代のミドルモデル「GeForce GTX 960」は、フルHD(1920×1080ドット)を超えると途端に性能が追いつかなくなるという弱点を抱えていたが、GTX 1060では2560×1440ドットでも高いパフォーマンスを見せてくれる。その性能はうたい文句通りGeForce GTX 980に迫るもので、このGPUがあれば、当面は4K解像度でなければどんなゲームでも快適に遊ぶことができるだろう。
「LITTLEGEAR i310SA5」は、そんな「GeForce GTX 1060」の6GB版を、W178×D395×H330mmというサイズにバランス良くまとめたミドルレンジモデルだ。ゲーミングPCは大きくて重いというイメージを覆す一品に仕上がっている。折しも8月24日には、ラグナロクオンラインの主要開発者が参加したMMO「Tree of savior」のオープンベータテストがスタートした。このタイトルを遊ぶには、最適なモデルとなりそうだ。ゲーミングPCを外部に持ち運ぶ機会のあるユーザー、設置スペースに余裕がないというユーザーはもちろん、ゲーミングPCをお探しの方に広くお薦めできる、これからの定番となり得る一台だろう。
※ここで紹介した各パーツは、今回試用した機種のものです。出荷時にメーカー、型番などが変わる可能性もあります。ご了承ください。
標準スペック
メーカー | マウスコンピューター |
---|---|
型番 | LITTLEGEAR i310SA5 |
CPU | インテル Core i7-6700 |
メモリ | 16GB PC3-12800 DDR3L |
SSD | 240GB Serial ATAIII |
HDD | 2TB SerialATAIII 7200rpm |
チップセット | インテル H110 Express |
光学ドライブ | - |
グラフィックス | NVIDIA GeForce GTX 1060(ビデオメモリ6GB) |
OS | Windows 10 Home 64ビット |
LAN | ギガビット(10/100/1000)LAN |
インタフェース | USB 3.0×4(前面×2、背面×2)、USB 2.0×4(背面×4) |
サイズ | 【本体ケースのみ】W178×D395×H298mm 【ハンドルを含む】W178×D395×H330mm |
ディスプレイ | - |
価格 | 129,800円(税別) |
上記スペックは、あくまで構成の一例だ。BTOを駆使して、ぜひ自分好みの一台を作ってみてほしい。
価格・構成については、2016/8/29(記事作成日)現在の情報です。最新情報についてはマウスコンピューターのサイトにてご確認ください。
(マイナビニュース広告企画:提供 マウスコンピューター)
[PR]提供: