遊び心と実用性を両立させたNEXTGEAR専用ミドルタワーケース

NEXTGEAR i650GA7」のディテールを確認していこう。採用されているケースは、G-TuneのNEXTGEARシリーズの顔ともいえる、西洋甲冑のフルフェイスヘルムのようなデザインのオリジナル品だ。電源を投入するとバイザーの部分から青色のLEDが輝くという演出が心憎い。フロントドア内部には、5インチベイ×2、3.5インチベイ×1が確認可能。最上段の5インチベイにはDVDスーパーマルチドライブが搭載されている。

フルフェイスヘルムのようなデザインを採用した、NEXTGEARのオリジナルケース

フロントパネルのドアを開くと、5インチベイ×2、3.5インチベイ×1が確認できる。最上段には光学ドライブが取り付けられている

青色のLEDはフロントパネル内部に搭載されている。また、フロントベイ下半分を占める吸気エリアには防塵フィルターを装着したメッシュパネルを装備。ファンの吸気の際に吸い込まれるホコリを食い止めている。このフィルターは簡単に取り外すことができるので、こまめに掃除を行うことでPCの寿命を延ばすことができるだろう。

フロントパネル内部にはブルーLEDが内蔵されており、バイザーのような部分から青色の光が漏れる作り

フロントパネル下部には防塵フィルターが取り付けられており、簡単に取り外しが行える

背面には12cmファンを搭載しており、本体内部の熱はここから排出される。電源ユニットはボトム配置となり、ケース全体の重心を安定させている。またフロントパネル側の最上部には電源ボタンのほか、スマートフォンやUSBメモリなどの小物を置いておけるくぼみを搭載。内部にはUSB 3.0×2、USB 2.0×2、マイク入力、ヘッドフォン出力、SD/MMC/microSDカードリーダーが搭載されている。

ケース背面の様子。バックパネルや電源ユニットも含めて、ブラックのデザインで統一されている

フロントパネル側の最上部には電源ボタン、USB 3.0×2、USB 2.0×2、マイク入力、ヘッドフォン出力、SD/MMC/microSDカードリーダーを搭載

リアのI/Oパネルには、PS/2ポート、USB 3.0×4、USB 2.0×2、ギガビットLAN、HDオーディオを搭載。CPU内蔵グラフィックス用となるDVI-D、Displayport、D-subにはカバーが取り付けられている。これは、別途グラフィックスカードを搭載している本機では使用しないためだ。

リアパネルにはPS/2ポート、USB 3.0×4、USB 2.0×2、ギガビットLAN、HDオーディオをインタフェースとして搭載

拡張性も考慮された内部構造

左側面にはエアホールが設けられており、位置はちょうどグラフィックスカードが搭載されているPCI-Express x16スロットの真横。グラフィックスカ―ドの冷却に力を発揮してくれるだろう。

ケース左側面にはエアホールが設けられており、ケースへの吸排気の役割を担ってくれる

部屋を暗くした際のケースのイメージ。フロントとグラフィックスカードのLEDが存在感を主張する

サイドパネルを開けると、エアフローを妨げないよう、ケーブルがケース中央でしっかりとまとめられているのがわかる。右下にはストレージを搭載するための金属ケージが用意されており、付属のブラスチック製マウンターと合わせて、ツールレスで着脱が可能だ。なお、SSDが搭載されている最上段のマウンターのみ、輸送時の安全性を考慮してネジで固定されている。

サイドパネルを外した本体内部の様子。多くのケーブルを中央部で束ね、エアフローを向上させている

本体内部、前面よりの位置にあるストレージ用の金属ケージ。マウンターを利用してツールレスで取り付けが行える