3系統のデジタル映像出力にUSB 3.1 Type-Cまで
14型というサイズと約25mmの薄さを実現していながらも、豊富なインターフェイスが目を引く。左側面は映像・音声端子を中心に配置されており、Mini Displayport×2、HDMI、USB 3.0、USB 3.1 Type-C、マイク入力、ヘッドフォン出力、光/ライン兼用出力が並ぶ。3系統もの映像出力や、裏表を気にせず利用できるUSB 3.1 Type-Cの存在が目新しい。右側面は、ケンジントンロック、有線ギガビットLAN、USB 3.0×2、SD/MMC対応マルチカードリーダーだ。なおカードリーダーの上部にはSIMカードスロットも見えるが、残念ながらこちらはダミースロットで利用できない。電源コネクタは背面に用意されており、背面のコネクタはこの電源のみだ。
左側面はMini Displayport×2、HDMI、USB 3.0、USB 3.1 Type-C、マイク入力、ヘッドフォン出力、光/ライン兼用出力を搭載 |
右側面はケンジントンロック、有線ギガビットLAN、USB 3.0×2、マルチカードリーダー、そして実際には使えないがSIMカードスロットがある |
白色LEDを内蔵したテンキーレスキーボード
キーボードはアイソレーションタイプとなり、テンキーレスの配列が用いられている。ゲームで使用する機会の多い"W"、"A"、"S"、"D"キーに赤い矢印が刻印されているのが、ゲーミングモデルらしい点だ。テンキーを搭載していないぶん、余裕を持ってキーが配置されているが、全体のバランスを合わせるためか、"["、"]"、"\"、"BackSpace"の4つのキーがほかのキーの倍以上の大きさとなっている。"["、"]"は、あまり使うキーではないとはいえ、この点は慣れるまで少々使いづらいかもしれない。タッチパッドは左右のクリックボタンが独立したタイプを採用。クリックボタンはキーボードと同じ構造を用いたものが採用されており、カチカチとした音がせず、確実な押下が行える。
Enterキー周りの配置にクセがあり、一部のキーはほかの倍ほどの大きさがある。また右Shiftキーの位置も独特だ |
タッチパッドは左右が独立しており、キーボードと同一構造のクリックボタンを採用。ミスクリックを抑えられる |
なお、キーボード内部には白色LEDが埋め込まれており、消灯から5段階で明るさを調整可能。薄暗い室内でもキーをしっかりと見分けることが可能なため、ゲームプレイ時にも役立つことだろう。明るさは"Fn"キーと"F8"、"F9"キーとの組み合わせのほか、本体のハードウェアを調整する付属アプリ「Control Center」からも変更することができる。さらに、付属アプリ「FLEXIKEY」を利用して、特定のキーを無効にしたり、マクロを設定したりすることも可能だ。
電源設定やデバイス管理を行える付属アプリ「Control Center」でもキーボードの明るさを調整可能 |
特定のキーにマクロやアプリの立ち上げなどを設定したり、逆に無効にしたりできる「FLEXIKEY」 |
本体内部の様子とSSD+HDDのデュアルストレージ
続いて本体内部を確認しよう。本体内部へのアクセスは、底面のネジを外し、カバー全体を取り外すことで行える。もちろん、保証の対象外となるため、もし開けるのであれば自己責任で行おう。14型という比較的小型な筐体だけに、内部には各種パーツが凝縮されている。CPUとGPUは中央上部に搭載されており、太い銅製ヒートパイプ2本によって熱を移動させている。
右下にはメモリ、HDD、無線モジュールなどを搭載。左下には大型のバッテリーとSATA接続のM.2 SSDなどが確認できる。M.2 SSDはSATA3.0で接続されている。こちらはBTOでPCI Express x4接続のM.2 SSDへ変更も可能だ。無線LANモジュールはIEEE 802.11 ac/a/b/g/nに対応しており、最大433Mbpsでの通信を行えるほか、Bluetooth V4.2+LEも利用可能だ。