「LB-J520X2-SSD5」は、実用的なモニタサイズとモバイル性を備える、13.3型ノートPCだ。フルHD(1920×1080ドット)の解像度を実現しており、写真や動画の編集といったクリエイティブな用途にも対応することができる。折り畳み時の本体サイズはW326×D231×H23.6mmながら、本体重量は約1.4kgに抑えられており、持ち運びも苦にならない。また画面への反射を抑えるノングレアパネルを採用している点も要チェックだ。
着脱式バッテリーでモバイル性を追求!
本体カラーは、シックで高級感を感じさせるメタリックなブラック。天板は樹脂製で、金属のヘアライン風加工が施されている。背面もブラックで統一されており、梨地加工のシンプルな作りだ。こちらも着脱式バッテリーを採用しているため、BTOカスタマイズで予備バッテリーを追加可能。ACアダプタのサイズも「LB-C240X-S5」同様の約W90×H36×D26mmで、ACケーブルは約102cm。電圧は19Vのままで、公称動作時間も約5.6時間を維持している。
金属風ヘアライン加工が行われた天板は樹脂製。色はほぼブラックといってよいが、光沢などによりややグレーよりに見える |
梨地加工が施されたパネルで覆われた底面。本体下部の左右2カ所のホール内にはスピーカーを内蔵 |
キーボードはアイソレーションタイプを採用しており、テンキーレスの87キーとなる。13.3型のサイズを活かしキーピッチには余裕がある。しかしEnterキー周辺は逆にスペースが余ってしまうようで、変則的な大きさのキーが見える。こちらも、右Shiftキーの位置には気をつけよう。タッチパッドは左右のボタンが独立しており、押し間違えの心配が少ないのが特徴。また、液晶上部には100万画素のWebカメラとモノラルマイクを搭載しており、ヘッドセットなどがなくとも、ビデオチャットもすぐに利用することができる。
インタフェースは、左側面にD-Sub出力、HDMI出力、USB 3.0、マイク入力、ヘッドフォン出力。右側面にケンジントンロック、電源コネクタ、有線ギガビットLAN、SD/MMC対応マルチカードリーダー、USB 2.0×2を備えている。また、IEEE 802.11ac/a/b/g/n 433Mbps対応の無線LANとBluetooth V4.2+LE準拠の無線モジュールを搭載。つまり、インタフェースは「LB-C240X-S5」とほぼ同じだ。
左側面に搭載されているのは、D-Sub出力、HDMI出力、USB 3.0、マイク入力、ヘッドフォン出力 |
右側面には、ケンジントンロック、電源コネクタ、有線ギガビットLAN、マルチカードリーダー、USB 2.0×2を装備 |
Coreシリーズの高いシングルCPU性能と480GB SSDが魅力!
採用されているCPUは、インテルのミドルレンジモデル「Core i5-5200U」だ。2コア4スレッドモデルだが、動作クロックは2.20GHz、ターボ・ブースト機能利用時には最大2.70GHzという高いクロックで動作する。Core iシリーズの名を冠するその処理能力は、後述のベンチマークテストで確認しよう。また、このCPUに内蔵されたグラフィックス機能は「インテル HD グラフィックス 5500」。Broadwell世代では内蔵グラフィックス性能が大きく上昇したため、本機のパフォーマンス向上に寄与してくれることだろう。メモリはDDR3-1600の8GB×1と標準的な容量を確保。ストレージは、こちらもボーナスセールならではの高速・大容量モデル、480GB SSDだ。
2コア4スレッドモデルながらも、各種ベンチマークではその高い性能を垣間見ることができる。Windows エクスペリエンス インデックススコアはCPU・メモリともに高速で、ボトルネックになりがちなグラフィックススコアも検討している。もちろん、プライマリディスクの値にはSSDの効果がはっきりと出ている。本機に搭載されているSSDは「LB-C240X-S5」に搭載されているものと同じ製品だが、「CrystalDiskMark 5.1.2」で計測したところ、4Kにおいてより速度を引き出すことに成功している。さらに「PCMark 8」Home accelerated 3.0のスコアが全体的に高く、バランスのいい性能が見て取れる。