「LB-C240X-S5」の魅力は、なんといってもそのサイズ。折り畳み時の本体サイズはW292.4×D210.5×H22.7mm。A4用紙とほぼ同じ11.6型筐体を採用しており、かばんにすっぽりと収めることができる。本体重量も約1.3kgと軽量で、そのモバイル性の高さは移動の多いビジネスパーソンなどに打ってつけだ。液晶解像度こそ1366×768ドットと控えめだが、11.6型にフルHD以上の解像度を搭載しても、結局はWindows上から文字サイズを変更して利用することになりがちなので、バランスが取れた構成と考えていいだろう。ただし、1点、グレアパネルを採用している点は考慮に入れておきたい。
着脱式バッテリーでモバイル性を追求!
本体カラーは、パーソナル/ビジネスなど用途を選ばないメタリックグレー。天板は樹脂製だが、金属のヘアライン風加工が施されており、4万円台という安さを感じさせない雰囲気を備えている。背面はシンプルな梨地加工のブラックを採用。着脱式バッテリーを採用しており、BTOカスタマイズで予備バッテリーを追加できるのがうれしい。ACアダプタのサイズは約W90×H36×D26mmと小型。なお、公称動作時間は約6.1時間だ。
天板の素材には樹脂を使用している。金属のヘアライン風加工が施されており、デザインのアクセントになっている |
底面は梨地加工が施された1枚のパネルで構成。下部左右2カ所のホール内にはスピーカーが内蔵されている |
キーボードはテンキーレスの87キー、アイソレーションタイプを採用している。小型な分キーは小さめで、またEnterキー周辺に変則的な大きさのキーが見えるが、おおむね一般的な配列。右Shiftキーを使用する方は、その位置さえ気をつけておけば大丈夫だろう。タッチパッドは左右のボタンが一体型となったタイプを採用している。液晶上部には100万画素のWebカメラとモノラルマイクを搭載する。
インタフェースは、左側面にケンジントンロック、D-Sub出力、HDMI出力、USB 3.0、マイク入力、ヘッドフォン出力を搭載。右側面に電源コネクタ、有線ギガビットLAN、SD/MS/MMC対応マルチカードリーダー、USB 2.0×2を備える。USB 3.0は1基のみとなるため、多数の高速な機器を利用したい場合は、別途USB 3.0ハブを用意しよう。またIEEE 802.11ac/a/b/g/n 433Mbps対応の無線LANとBluetooth V4.2+LE準拠の無線モジュールを搭載しており、すぐに無線ルータやワイヤレスマウスを使用することが可能だ。
左側面には、ケンジントンロック、D-Sub出力、HDMI出力、USB 3.0、マイク入力、ヘッドフォン出力を備える |
右側面は、電源コネクタ、有線ギガビットLAN、SD/MS/MMC対応マルチカードリーダー、USB 2.0×2という構成 |
4万円台で4コアCPUに480GB SSDを搭載!
CPUには、インテルのエントリーモデル「Celeron N3160」を採用している。動作クロックは1.60GHz、ターボーブースト機能利用時最大2.24GHzとさすがに控えめ。しかしローエンドとはいえ侮るなかれ、このモデルは4コア4スレッドで動作するため、これまでのCeleronのイメージを覆す、もたつきの少ない処理能力が期待できる。メモリはDDR3-1600の8GB×1と十分な容量を搭載。3DグラフィックスにはCPU内蔵の「インテル HD グラフィックス 400」が使用される。そしてストレージは、ボーナスセールの目玉となる480GB SSDだ。
各種ベンチマークで性能を測ると、4万円台とは思えない充実した結果を見ることができる。Windows エクスペリエンス インデックススコアはグラフィックススコアこそ伸び悩むものの、SSDによってプライマリディスクの値が非常に高く、CPUやメモリも検討している。CrystalDiskMark 5.1.2で計測すると、HDDとは比較にならないSSDの速さが見て取れる。さらに「PCMark 8」Home accelerated 3.0でもなかなかの結果を見せており、モバイル時も実用的な速度で利用できることがわかるだろう。