本体内部とインターフェースを確認
続いて、本体内部を見ていこう。マザーボードには、MSIのAMD A78チップセットを搭載した製品が採用されている。拡張スロットは4つとなり、PCI-Express x16を1スロット、PCI-Express x1を3スロット搭載。さらなる性能や機能を求めてグラフィックスカードなどを追加する際にも柔軟な対応が可能だ。メモリスロットは2つで、両方のスロットが埋まっている。
リアパネルのI/Oインターフェースについて見ていこう。搭載されている端子は、PS/2ポート、USB 2.0×4、USB 3.0×2、有線ギガビットLAN、ラインイン、ラインアウト、マイクイン、そして映像出力としてDVI-D、D-Subとなる。HDMIやDisplayportを搭載していないため、テレビや高解像度ディスプレイに接続し難い点が少々気になるが、普及率の高いフルHD(1,920×1,080ドット)液晶には十分に対応可能だ。エアフローはCPUファンと電源ファン、ケース背面の12cmファンによって行われ、前面にファンは取り付けられていない。
Windows 10への無料アップグレードも期限間近!
「Lev-M00A-A10-EZ-DBCS」に搭載されているOSはWindows 8.1だ。Windows 10がリリースされてからもうすぐ1年が経過しようとしている中、Windows 8.1のみ選択できるというのは逆に珍しい。しかし、Windows 10への無料アップグレードは2016年7月29日で終了する。本機を購入し、いずれWindows 10を利用するのであれば、アップグレードを急いだほうがいいだろう。
今回は、実際にWindows 10 November Updateへのアップグレードを行ってみよう。Windows 10へアップグレードするためには、特定のWindows Updateを導入する必要がある。該当するファイルがわからない場合は、推奨される更新をすべてインストールすればOKだ。
Windows Updateが完了し、Windows 8.1を再起動すれば、噂のWindows 10のアップグレードの通知画面が表示される。「今すぐアップデート」、「今夜アップデート」のいずれかを選ぶとWindows 10のセットアップファイルのダウンロードとインストールの準備がスタート。
その後は、ファイルのコピーや機能とドライバーのインストールが自動で進む。数回の再起動を終えるとWindows 10の設定画面が表示されるので、カスタマイズを行おう。November Updateなので、もちろん「Cortana」も最初から利用できる。設定が完了すれば、待望のWindows 10デスクトップ画面が表示される。
上がWindows 8.1のデスクトップ画面、下がWindows 10のデスクトップ画面。メニュー構成が変わったことも印象深いが、なによりCortanaが存在することのインパクトが強い。