ゲーミングPCといえばデスクトップ型が思い浮かぶが、設置環境の制限や持ち運びを考慮して、ノート型を選択する方も多いはず。しかしゲーミングノートPCは、3Dゲームを快適に動かすために高性能なGPUを搭載していることが多く、そのためノート型でもモバイル性が高いとはけっしていえなかった。そんなゲーミングノートの不満を解消すべく登場したのが、TSUKUMO(以下、ツクモ)のゲーミングPCブランド「G-GEAR」の15.6型ノート「N1583J」シリーズだ。「GeForce GTX 970M」というアッパーミドルGPUを搭載しながらも、27mmという薄さを実現している。今回は、同シリーズの上位モデル「G-GEAR note N1583J-710/T」で、その魅力に迫っていこう。
アッパーミドル・ゲーミングノートで厚さ27mmを実現!
「G-GEAR note N1583J」シリーズは、NVIDIAのモバイル向けアッパーミドルGPU「GeForce GTX 970M」を搭載した15.6型ゲーミングノートPC。OSにはWindows 10を採用している。ディスプレイの解像度はフルHD(1920×1080ドット)で、反射を防ぐノングレア加工が施されている。本体カラーはシンプルにブラックで統一されており、樹脂製の天板にG-GEARのロゴがよく映える。底面には多くの通気用スリットとスリット風の加工が施されており、本体内部の冷却に貢献してくれそうだ。
本シリーズの最大の魅力は、W385×D271×H27mmという筐体サイズにある。15.6型の液晶パネルを採用しているため、縦幅・横幅こそ一般的なノートPCの大きさだが、厚さが27mmに抑えられているのだ。処理能力の高いGPUを搭載したゲーミングノートPCは、GPUコアの発熱に対応するために、ゆうに30mmを超える厚さを持つものが多いため、想像以上にスリムに感じることだろう。薄くなった分、重量もスリムになり、実測で約2.7kgに収まっている。また、筐体とともに持ち運ばなくてはいけないACアダプタも、ケーブルやゴム足を除くとサイズはW152×D74×H30mm、重量は0.59kgと比較的小型・軽量だ。厚さが本体とほぼ同様なため、同じバッグに入れて持ち運びやすい。
27mmという薄さのみならず、重量も約2.7kgとゲーミングPCにしては軽量。持ち運びも考慮に入れられる |
本体に付属するACケーブルとACアダプタ。モバイルPC用ほど小さくはないが、ゲーミングPC用ほど大きくもない |
薄型筐体に豊富なインターフェースを搭載
27mmという薄さにもかかわらず、インターフェースの充実ぶりにも目を見張る。左側面にはHDMI、USB 3.0、Mini DisplayPort×2を搭載。マルチディスプレイにも対応できるため、自宅では広いデスクトップ領域を利用したり、さらに広解像度でゲームを楽しんだりすることが可能だ。右側面には、ケンジントンロックポート、ギガビットLAN、USB 3.0×2、SD/MMC対応カードスロット、ヘッドフォン出力、マイク入力、ライン/光デジタル兼用出力が並ぶ。さらに背面にも電源コネクタのほか、USB 3.0を1基搭載している。