着脱できるフロントパネルは重ね合わせも可能
フロントパネルのカバーは、上下別に取り外すことが可能。試用機では、DVDスーパーマルチドライブと、SDカードの最新規格「UHS-II」に対応したマルチカードリーダーが確認できる。なお、カードリーダーをケース一体型にしなかったのは、さらに高速な規格が誕生した際に交換可能とするためだという。フロントベイはユーザーによって使用頻度が異なるが、カバーを取り外したままでも使用できるよう、上部のカバーは下部のカバーに重ね合わせるように取り付けが可能。エアホールの位置までピッタリと重なるため、エアフローを妨げることなく設置できる。
フロントカバーを下部に取り付けたところ。メッシュ形状のエアホール位置までピッタリと合うため、エアフローを妨げることもない。取り外したフロントカバーは、下部カバーに重ね合わせるように取り付け可能。紛失防止にもなる面白いアイデアだ |
フロントパネル下部には、前面吸気用のスペースが設けられている。ファンは搭載されていないが、ケース内エアフローによる自然吸気が行われる仕組みだ。吸気用フィルターとして利用されるメッシュのカバーは簡単に取り外すことができるので、ホコリがたまっても掃除しやすい。
フロントパネル下部のカバーを外すと、内部にはホコリを防ぐためのフィルターを備えた前面吸気用エアホールが確認できる |
吸気フィルターとして利用されるメッシュのカバーは、簡単に脱着が行える仕様となっている。たまったホコリを取ることで、PCの寿命を延ばすことができそうだ |
M.2 SSDを搭載した試用機「DAIV-DGZ500H2-SP」
DAIV-DGZ500シリーズは、GPUにNVIDIA GeForceを採用した「DAIV」デスクトップの中でも汎用性の高いモデルだ。GeForce GTX 950から、最新のGTX 1080、980Tiまで幅広いグラフィックスカードを選択できるため、用途と予算に合わせて柔軟に構成を考えられるのが強み。試用機としてお借りした「DAIV-DGZ500H2-SP」は、CPUにインテル Core i7-6700K、GPUにGeForce GTX 970を搭載。さらに8GB×4枚(計32GB)ものDDR4メモリ、そしてPCI-Express x4接続による超高速アクセスが可能なM.2 SSDを追加したデュアルストレージモデルとなる。
CPU-Zで見たインテル Core i7-6700K。Skylake世代のフラグシップCPUとなり、ターボ・ブースト機能利用時には最大4.2GHzまで動作クロックが上昇する |
標準で8GBのDDR4-2133メモリを4枚搭載しており、計32GBもの容量を利用することができる |
「DAIV-DGZ500H2-SP」はデュアルストレージモデルとなり、システムドライブには512GBのM.2 SSDが搭載されている |
マザーボードはチップセットにインテル Z170 Expressが採用されたモデルだ。拡張スロット構成は、PCI-Express x16(グラフィックスカード搭載済)が1スロット、x4(x16形状)が1スロット、x1が4スロット。またストレージ用として、M.2スロット×1、SATA Express×2(SATA3.0×6)を備える。リアI/Oパネルの構成は、PS/2ポート、USB 3.0×4、USB 2.0×2、HDオーディオ端子、ギガビットLAN端子。CPU内蔵グラフィックス用の3つの端子は使用しないため、カバーが取り付けられている。