最後に、各種ベンチマークで「LM-mini83X-SHD」の性能を見ていこう。まず「WIN SCORE SHARE」を利用したWindows 10でのエクスペリエンス インデックス スコアの確認だ。プロセッサが"7.1"、メモリが"7.2"と、CPU性能を活かした結果が見て取れる。スティックPCではもたつきを感じる処理も、本機ならば余裕を持って実行できるだろう。
PCの総合的な性能を測る「PCMark 8」Home acceleratedにおいても、CPUがスコアをけん引しており、安価なノートPCを超える性能が確認できる。Casual Gamingの数値もなかなかの伸びを見せており、総合的に使い勝手の良いPCであることが確認できる。「3DMark」最新バージョンでは、アプリに推奨されたSky Diverにて計測。こちらのテストでは、さすがにCPU内蔵グラフィックスでは苦しさが見えてきた。
最後に、国産MMOの定番タイトル「ドラゴンクエストX ベンチマークソフト Ver.1.4k」も試しておこう。解像度1280×720と1920×1080でテストを行ったが、1920×1080で動作させるのはやはり難しいようだ。1280×720ならば、グラフィック設定「標準品質」で"普通"の評価が得られるので、本機で「ドラゴンクエストX」を遊ぶならばこの設定以下が望ましいだろう。
テレビにもサイネージにも良し。本格的にWindows 10を扱える超小型PC
CPUの処理能力向上、省電力化により、昨今はさまざまな大きさのPCが誕生している。「LUV MACHINES mini」シリーズも、そのコンパクトさがウリとなる超小型PCだ。小ささだけでいうとスティックPCには劣るが、その分、処理能力や拡張性ははるかに高い。そんな同シリーズに、マウスコンピューターはVESAマウント用取り付けキットを同梱した。これは「モニターの裏側に取り付けて使ってみてほしい」というマウスコンピューターのメッセージといえるだろう。
PC用の液晶モニターに取り付けて一体型PCのように扱えるのはもちろんだが、この製品はテレビに取り付けてリビングPCとして使うのも面白そうだ。また、デジタルサイネージに取り付ければ、会議室でのプレゼン資料の再生や、店舗でのプロモーション映像の投映にも役立つだろう。タッチパネル対応モニターに取り付けて使うという手も考えられる。VESAマウントが用意された機器ならば、なんにでも取り付けられるため、幅広い活用方法がありそうだ。
一方で、かゆいところに手が届かない部分もある。例えばシャットダウンしてしまったPCを起動するには、モニタの裏側に手を回さなければならない点などは、あと一歩使い勝手の向上が欲しいところだ。とはいえ、これはビジネスシーンで使うことを考えれば、逆にメリットにも成り得る。幸い「LUV MACHINES mini」シリーズは、上位モデルの「LM-mini83X-SHD」でも67,800円(税別)、最も安いモデルでは39,800円(税別)という価格で展開されており、コストパフォーマンスが高い。興味をお持ちの方は、まず一度本機のコンパクトさを体験してみてはいかがだろうか。
標準スペック
メーカー | マウスコンピューター |
---|---|
型番 | LM-mini83X-SHD |
CPU | インテルCore i3-5010U |
メモリ | 8GB PC3-12800 DDR3L SODIMM |
SSHD | 1TB Seagate製 SSHD(32GB NAND型フラッシュメモリ搭載/SerialATAIII接続) |
チップセット | - |
光学ドライブ | - |
グラフィックス | インテル HD グラフィックス 5500 |
OS | Windows 10 Home 64ビット |
LAN | ギガビット(10/100/1000)LAN、IEEE802.11 b/g/n対応無線LAN |
インタフェース | USB 3.0×4(前面×2、背面×2)、USB 2.0×2(前面×2) |
サイズ | W26×D151×H195mm【本体のみ】 |
重量 | 約660g【本体のみ】 |
ディスプレイ | - |
価格 | 67,800円(税別) |
上記スペックは、あくまで構成の一例だ。BTOを駆使して、ぜひ自分好みの一台を作ってみてほしい。
価格・構成については、2016/5/2(記事作成日)現在の情報です。最新情報についてはマウスコンピューターのサイトにてご確認ください。
(マイナビニュース広告企画:提供 マウスコンピューター)
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