ホールでも使用できる6000ルーメンの業務用フルHDプロジェクター「SH963」
6000ルーメンの明るさを実現したフルHD(1920×1080ドット)対応プロジェクターが「SH963」だ。350W×2の光源ランプを利用した明るさにより、広い会議室や大学の大教室、ホールでの投写も可能となる。そのぶん消費電力は最大1023Wまで伸びているため、電源環境には留意したい。また1.5倍ズームや台形補正機能のほか、レンズシフト機能を搭載。本体に設置されたジョイスティックコントローラーにより、上下120%、左右40%の範囲で投写映像を動かすことができるため、大きな部屋の中でも本体を動かさずに位置調整が可能となる。デジタル補正による画質低下が避けられない台形補正機能を使うくらいなら、積極的に利用すべきなのはレンズシフトとなるだろう。
背面の映像入力端子には、VGA、コンポジットビデオ、HDMI v1.3×2のほか、5BNCも用意。高精細信号入力や長距離伝送にも対応する5BNCを採用することで、業務用機器との接続も考慮されているため、本格的な映像投写が可能となる。その想定用途に合わせ、本体に内蔵されたモノラルスピーカーも10Wと高出力だ。またTIのBrilliantColorだけでなく、SiliconOptixのビデオプロセッシング技術であるHQV(Hollywood Quality Video)を採用。高品質なスケーリングやアナログ/デジタルノイズ低減技術により、さまざまな映像ソースを滑らかに映し出すことを可能とした。「SH963」はその明るさと画質により、室内プロジェクションマッピングにも向いているとのことだ。
「SH963」背面の様子。VGA入力、コンポジットビデオ入力、HDMI v1.3入力×2、5BNC入力、さらに映像出力やLAN端子、ライン入出力、コントロール用端子を搭載している |
「SH963」天板の様子。レンズシフトに対応しており、柔軟な設置が可能だ。左下には各種LEDとコントロールボタンを搭載 |
「SH963」が持つ輝度の高さや機能、そして接続端子は、明らかに業務用途を意識したものといえるだろう。価格も2016年1月中旬現在、50万円を超えており、導入を検討するとすればやはり広い会議室を所有する企業や学校法人、映像の専門家などになるだろう。高画質と高輝度の両立を求める方は、ぜひ一度検討してみてほしい。
幅広いビジネスに対応するベンキューのプロジェクターラインナップ
今回紹介したベンキューの3機種は、「SH963」のみ価格が跳ね上がるものの、いずれも高輝度を特徴とするビジネス向けプロジェクターだ。蛍光灯の光の下でも、しっかりとした映像を投写できる製品をお探しなら、ぜひこれらの高輝度プロジェクターを検討してみてほしい。またベンキューからは、設置の自由度を考慮した短焦点プロジェクターも数多く展開されている。投映距離を確保するのが難しい小~中規模オフィスや個人ユーザーは、これらのモデルもチェックすると良いだろう。
ベンキューのプロジェクターは、DLP方式により高画質を実現すると同時に、価格に応じたクオリティと機能を備えており、用途に応じて柔軟に製品を選択することができる。世界でも高いシェアを誇るベンキューのラインナップならば、きっと要望に見合う一台が見つかるはずだ。
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