基本性能を踏襲したままお手ごろ価格を実現した「HT2050」
「HT3050」の下位モデルとして位置づけられているのが、「HT2050」だ。「HT3050」の基本性能を踏襲しつつも、よりコストパフォーマンスを重視した製品となる。DLP方式によるフルHDパネル、1.3倍のズームレンズやレンズシフトなどの仕様は全く同じだ。ではどこが異なるのかというと、最大の違いは「Rec.709」に準拠していない点にある。つまり色の再現性で「HT3050」に一歩譲るということだ。その代わりにランプがわずかに明るく、輝度は2200ルーメンを実現している。大きな差ではないが、明るいリビングなどでは「HT2050」のほうが活躍するシーンもあるかもしれない。
また台形補正は上下のみとなっており、斜めからの投写には対応できない。設置位置はおのずと限られることになるが、台形補正は画質を損ねるという側面が大きいため、そもそも使用しない方も多いはずだ。またチャンバー型スピーカーも搭載しているものの、HT3050と比べ、10W×1のモノラル仕様となるため、鑑賞用としてはやや物足りない面がある。ただし、こちらもAVアンプやテレビを介して音声を再生するなら使用しない機能なので、人によっては全く気にならないだろう。
機能を絞った下位モデルだけに価格差が気になるところだが、「HT2050」の2016年3月現在の価格は11~13万円台となっている。再安値の近辺で比べると、その差は2~3万円程度だ。Rec.709準拠の色再現性を取るか、同程度の実力を備えながらも価格を抑えたモデルを選ぶか、大いに悩むところだろう。
3000ルーメンの明るさを誇る高輝度モデル「TH670」
できるだけ安くフルHD対応プロジェクターを導入したいという方にお勧めのモデルが「TH670」。この製品の特徴は、1920×1080ドットという解像度に加え、3000ルーメンの明るさを実現している点にある。照明をつけたままのリビングでも投写された映像を判別することができるため、ホームパーティなどで気軽に大画面を実現したい場合に便利だ。
1.2倍の光学ズームや上下の台形補正機能も搭載しており、設置の自由度もけっして低くない。また10W×1のモノラルスピーカーも内蔵しており、サウンド再生にも対応できる。HDMI 1.4aは1系統のみと少々物足りないものの、単一のデジタル映像ソースしか利用しないのであれば十分ともいえる。「TH670」の2016年3月現在の価格は10万円前後。予算が10万円以内に限られる方、また、ビジネスシーンとホームシアターでプロジェクターを兼用したい方にも好適なモデルだ。
最短1.52mで100インチを実現する短焦点モデル「W1080ST+」
投写距離を最優先で考えている方には、短焦点モデル「W1080ST+」が強力な選択肢となるだろう。1920×1080ドットのフルHD解像度に対応しながらも、最短1.52mの距離で100インチの投写を可能としているのが最大の特徴だ。これだけ短いと、狭い部屋の中心にあるテーブルの上にプロジェクターを設置しても、大画面を実現できる。輝度も2200ルーメンと、近距離投写を行うならば十分なほどの明るさだ。
また、HDMI 1.4aを2系統搭載し、MHLにも対応。1.2倍のズームレンズや上下の台形補正機能も備えているため、設置位置の自由度にも幅がある。短焦点という特徴を備えながらも、2016年3月現在の価格は10~14万円程度だ。部屋の面積が狭い方や、必要に応じてプロジェクターを出し入れする方にとって、「W1080ST+」は貴重なモデルとなるだろう。
用途に合わせて選べる、コストパフォーマンスの高いホームプロジェクター
高画質モデルや高輝度モデル、短焦点モデルなど、さまざまなラインナップを取りそろえるベンキューのホームシアター向けプロジェクター。しかし最大の魅力は、その価格設定にあるのではないだろうか。今回紹介した4モデルは、定評のあるDLP方式を採用し、画質や機能などそれぞれに特徴を持ちながらも、10~15万円程度の予算で購入できてしまう。プロジェクターといえば高価なイメージがつきまといがちだが、クオリティの高い本体でもすでにこの価格で購入できてしまうのだ。あとは設置の問題となるが、ベンキューがその点にも配慮しているのは解説した通り。自宅で大画面の映像を楽しんでみたい方は、ぜひベンキューのホームシアター向けプロジェクターを検討してみてほしい。
(マイナビニュース広告企画:提供 ベンキュージャパン株式会社)
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