新ブランド名「mouse(マウス)」と新ロゴマークはどのようにして生まれたか
――新しいブランド名として「mouse(マウス)」を採用された理由とは?
「コンピューター」という名称を追加していたにも関わらず、実は“PCメーカーである”という認知度はそれほど高くなかったのです。ならばいっそのこと出来るだけ短くしてしまい、お客様に愛称として呼んでいただいていた「マウス」と名称変更することで認知度を向上させようと考えたのです。
このブランド名を決めるまでに、さまざまな名称案が出ました。最終的に「mouse」に落ち着いた理由は従来の名称から大きく変更すると弊社のことを古くからご存知のお客様に違和感を持たれてしまう可能性があることです。これまでに抱いていただいている親しみをそのまま残しつつ、より短縮したブランド名「mouse(マウス)」が誕生したのです。
――新ロゴマークは、どのようなイメージでデザインされましたか?
ロゴマーク案はさらに多く、クリエイターの方から数十種類ものデザインの提案がありました。最終的にはよりシンプルな形を採用しております。実はこのチーズは、「飯山TRUST」のロゴマークから1ピースを切り取った形になっています。またこの形は、飯山の山の部分も象徴しているものなんです。
イメージカラーはこれまでオレンジを主体にしておりましたが、既存のイメージを大きく変えることなく、より印象に残りやすい色として黄色を使用しました。この黄色を、私は「なのはなイエロー」と呼んでいます。実は弊社の生産拠点である長野県飯山市は、菜の花が非常に有名な街なのです。春になると一面に菜の花が咲き誇り、菜の花まつりなどのイベントも行われています。この菜の花の色に非常に近いという点も、この黄色を採用した理由です。
――コンピューターという言葉を外したのは、より多角的なビジネスを展開するというメッセージなのかと思いましたが、お話を伺うと真逆の印象を受けました。
はい、「コンピューター」は外しましたが、今後も弊社の軸はPCになりますし、より強くPCを訴求したいと考えています。そういった思いから「期待を超えるコンピューター。」というメッセージの中にコンピューターという言葉を入れました。
「飯山TRUST」マークで伝えたかったメッセージとは
――今回、「飯山TRUST」マークを新設された理由についてお聞かせください。
新しいお客さまはもちろんのこと、既存のお客さまの中でも、マウスコンピューターが日本で生産を行っているという事実をご存じの方は思いのほか少なかったのです。そこで、日本の会社が、日本で開発から生産まで品質管理を行っていることを表すロゴを用意しました。 “Made in Japan”などの一般的な表記も考えたのですが、私たちが行える“国内で生産された良い製品・サービスをお届けします”という約束を表そうと思い、「飯山TRUST」というマークを創りました。“飯山”を漢字で表記したのも、日本生産であることを分かりやすくお伝えするためです。
「飯山TRUST」マークがつけられたモデルは、すべて我々の生産拠点である飯山市で生産し、最終的に仕上げた製品です。